錦糸町ノンハプバー「もぐら」の夜に潜入!ハプバー愛好者たちの社交場レポ!ハプニングはあるのないの?
最終更新日 2023.10.30
アングラ世界を愛するカミングアウト読者の皆様には、「ハプバー(ハプニングバー)」はもう聞き馴染みがあるものでしょう。
しかし、錦糸町にある「ノンハプバー もぐら」を聞いたことはありますか?
そこは、ハプニングバー愛好者達が夜な夜な集まって語り合う場所…。
え?でもハプニングバーじゃないバーなら、普通のバーと何が違うの?
って、思った方もいるでしょう。
いえいえ!ハプニングバーではなくとも、普通のバーとはひと味もふた味も全く違うバーなのです!!
今回は、その「ノンハプバーもぐら」に女友達を誘って2人で潜入取材してきました~~!
ノンハプバーもぐらとは!普通のバーとは何が違うの?
皆さんご存知のハプニングバーは、「エッチなハプニング」もといセックスを目的に人々が集まる場所ですが、
その中には、ハプニングはなくてもいいから、普段はできないようなエッチな話がしたいとか、そういう話をしながらお酒を酌み交わせる仲間がほしいというお客さんもいます。
けれど、ハプバーの男性料金は、ただお喋りしに行くだけにはお高い!!!!
そして女性の場合も、なんとなくハプニングしなきゃいけない空気があったり、お店によっては同性同士でお喋りしていると怒られてしまうこともあります…!
そんなニーズを拾い上げ、
元々はハプバーのスタッフとして働いていた方がオープンしたお店…
それが「ノンハプバー もぐら」なのです。
もぐらのルール
ハプバーとの最大の違いはそのルールです。
まず、受付に貼ってある店内ルールから…
店内ルール
お客様同士が楽しくお話するコミュニケーションバーのため、店内雰囲気を重視いたします。泥酔の方、不快な言動をされる方、女性の身体に触れるなど当店にふさわしくないと判断した場合お帰り頂くことがありますのでご了承ください。
・個人を特定するような情報を聞かない。
・許可なく触る、しつこい。
・店内写真を撮るときはスタッフ許可必要。
・出入り自由
・飲食持ち込み可
個人情報を聞かない、許可なく相手の身体に触れない等はハプバーも一緒ですね。人間としてのマナーです。
しかし、スタッフ許可が必要とはいえ店内写真を撮ってもいいとのこと!
つまり…スマホ使用可。
ほとんどのハプバーがスマホ使用を固く禁止していますが、もぐらでは皆さん自由にスマホを弄っていました。
さらに連絡先交換も可なので、お客さん同士で「今日○○来ないのー?連絡してみっか!」なんてやり取りもありました。仲良しかよ。ほっこりしますね。
そして出入り自由。受付の際に腕につけてもらう紙のリストバンドを付けている限り、途中抜けして戻って来ることができます。
(店内でハプニングはありませんが、店周辺はホテル街です。つまり……?🤭)
また、入店する際に会員登録不要なので、ハプバーのような身分確認がありません。
初めて行く時は、「ここがどういうバーかは知っていますか?」という確認はされますが、「ノンハプバー」を求めて来た人ならば来るもの拒まず、といった感じでしょうか。
※猥談バーと言われたりもしますが、そもそもアングラではない元祖の「猥談バー」ともぐらとは全く別物です。アングラの店と勘違いしたまま猥談バーに行くと即出禁くらいます。注意。
猥談バーについてもっと知りたい人は、こちらの記事を参照👇
もぐらの基本情報
・営業時間:19:00~05:00
・定休日:年中無休
・詳細HP:https://www.mogura-bar.com/
・お問合せ:mogura.rie@gmail.com , TEL:070-4514-0562
・Twitter:https://twitter.com/tw_mogura?s=20
もぐらの料金
入会料 | 入店料 | ドリンク | |
男性 | なし | 4,000円 | ウイスキー、焼酎、カクテル、ソフトドリンクなど無料
有料ドリンク・フード500円~ |
女性 | なし | 1,000円 | 同上 |
男女共通で、時間制限なし飲み放題です!
女性より高いとはいえ、通常は入会金+入店料で1万円は超えがちなハプバーと比べたら男性の料金がかなり安い!
もぐらの行き方
もぐらがあるのは錦糸町のホテル街の中。
今回は、同行してくれた友達と待ち合わせたJR錦糸町駅からの行き方を書きます。
スタート!
まず、JR錦糸町駅の南口に出ます。
目の前にマルイがありますね。そのままマルイへ向かって直進。
横断歩道を渡ったら、左折。マルイを右手にして進んでいきます。
すると、こんな感じで居酒屋がたくさん並んでいるパネルがある角に突き当たります。
ここで横断歩道を渡ってもいいのですが、今回はこのパネルの角で右に曲がって直進しました。
2ブロック進むと、道路を挟んで左手にガソリンスタンドがあります。
これを渡ってください。
この写真の右側に小さく写っているピンクの明かりが、下の写真のSAKURA SKY HOTEL。
このホテルを右手に進んでいきます。
すると、大通りから外れるため周辺はちょっと暗くなり、ホテル街へと入っていきます。
しばらく直進……
しばらく歩くと、右手に SECRET HOTEL VENY というラブホがあります。
この角で右に曲がって進んでいくと…
あった!
左手にYSビルがあります。ここの4階にあるのが「もぐら」。
到着~~~!
駅から大体6~7分くらいで着きました。
ノンハプバーの中へ!エロを愛する社交場に”もぐる”
もぐらの開店時間である19時頃に友人とJR錦糸町駅にて合流。
駅ビルに入っているレストランで腹ごしらえをしてから向かうことに。
新参者なので、開店時間ぴったりに行くよりも、少し場が温まったところで輪に入れてもらおうという作戦です。
上の写真はその時に食べたピザ。もぐらとは一切関係ありません、突然の飯テロ失礼しました。
さてこの友人、私の知り合いの中でも驚異の行動力を誇り、ハプバーも経験済みの女子。
私がどんなに唐突なお誘いをしても快諾してくれる安心と信頼の実績があります。
今回も…
私「あのさ、明日錦糸町の『ノンハプバー もぐら』ってところに行くんだけどついて来てくれる?」
友人「いいよ」
前日の夕方に誘ってこの気持ちいい即答。本当にありがとう。
私たちが行ったのは土曜日の夜。
Twitterで見た感じ、来店予告も多かったし結構にぎわっているんじゃなかろうか?
私たちが到着したのは19時半過ぎ。
ドキドキしながら店のドアを開けました…。
もぐらの中へ!まずは何をする?
中に入ると、既に男性が6人ほどと、女性が1人。視線が一斉にこちらへ。
皆さんソファ席に座って談笑していた様子。
「こんばんは~~」と、スタッフさんがにこやかに迎えてくれました。
スタッフ「初めてですか?ここがどういったバーかはご存知で…?」
私「あ、はい!ノンハプバーですよね。」
スタッフ「じゃあ大丈夫で~す、こちらで受付しますね~!」
なるほど。このビルには他にもバーやらパブやらがいっぱい入っているので、
たまたま通りかかった人が入って来ることもあるのでしょう。そのための確認なんですね。
入ってすぐ目の前にあるレジで受付をし、料金を払います。
次にハンドルネームを伝え、それを書いたリストバンドをスタッフさんから手首につけてもらいます。
これを付けている限りは、お店の出入りは自由。
スタンプカードも貰いました。もぐらが可愛い。
やはりハプバーのように身分証を出したりサインしたりがないので、ササッと済みます。
受付が済み、貴重品を抜いた荷物を入って右の壁にある荷物置きに置き、
レジ横のクローゼットに上着をかけたら準備完了!
ドリンクを頼んでいざ!もぐらの皆さんの輪に飛び込む!
どうぞ優しくしてくださーい!!!!
乾杯!YOUは何しにもぐらへ?
ドリンクを手にくるりとソファ席の方を振り返ると、
なんと他のお客さんたちが既に私たち2人が座れる場所を空けていてくれ、ニコニコと手招きしてくれています。
なんだなんだ、あたたかいなここは!(チョロい)
我々が若い女だからかもしれませんが、お客さんたちは非常にフレンドリーに輪に迎え入れてくれました。
女性客「はじめまして~!やっと女の子来てくれてよかった~~!」
そう言って真っ先に乾杯してくれたのは一人だけいた20代前半くらいの女性客。
友人「どうも~皆さん仲良さそうですけど、常連さんですか?」
男性客1「俺とこの女の子と、そこの2人はよく来るけど、あとは初めてとか2~3回目くらいだよ」
なるほど。今いるのは常連の女性と男性3人、残り3人は新参者。
男性でも常連だけで固まって新規客が仲間に入れない、という空気感ではないようです。
これもハプニング目的ではないが故の平和か。
私「ところで、皆さんはやっぱりハプバーに行ってるんですか?」
女性客「うん、私は新宿にいることが多いかな」
男性客2「俺は上野がホームですね」
男性客3「俺はたまーに行くくらいだけど、一応ホームは上野」
やっぱり、来ているお客さんはハプバー通いの人がほとんど!
ハプバーが当然のように会話に溶け込む感じがなんだか不思議です。
それにしても、界隈の人は「ホーム」って言い方するんですね。
けれどその中で一人、私たちと同様もぐらに来るのが初めてだという若い男性客が…
男性客4「僕、実はまだハプバー行ったことなくて」
私「え!じゃあ、なんでまたノンハプバーに!?」
もう少し詳しく聞いてみたところ、この男性はハプバーに興味はあってもまだ行く勇気が持てず、
まずは料金も安くてハプニングもないもぐらで勉強してから行こうと思っている、とのこと。
確かに、ここならハプバーをよく知るお客さんが来るし、ネットよりも信ぴょう性のある情報収集ができそう。
他のお客さんにも聞いてみたところ、こんな風にハプバーに行く前のワンクッションとして訪れるお客さんも少なくないのだそう。
つまり、ノンハプバーには
・ハプバーが好きで、他のハプバー好きなエッチな人と語り合いたい人だけではなく、
・ハプバーに興味があるから、まず情報収集したい人 も時々来ているんですね!
盛り上がるもぐらの夜、ハプニングは本当に起こらないの?
飲んでお喋りして1時間ほど経ったでしょうか…
初めは私たち2人と7人だった店内にも、続々とお客さんが増え、少人数でキャッキャと話していた雰囲気も、人数もアルコール量も徐々に増していきワイワイガヤガヤという感じに。
もう最初にいたメンバー全員の性癖も把握しており、私の性癖も完全にバレている状況。
似た趣味のお客さんにおすすめのSMグッズブランドも教えてもらいました。
そしてたった今、読者の皆さんにも私の性癖がちょっとバレました。
そんなことより、
ノンハプバーで本当に何もハプニングは起こらないのでしょうか?
もしも、ハプニングを性器同士の結合・摩擦と定義したならば、店内でハプニングは決して起こっていません。
しかし、いつの間にか私の目の前では、2組の男女がネットリと舌を絡ませ合っているではありませんか。
それを見ながら周りのお客さん達が「いいねえ~!」「エッチだねえ!」「いい舌使い!さすがだね!」と声援を送っています。
ボディビル大会の掛け声かな?
かくいう私も、喋り疲れてぼんやりとそのべロチュー大会を眺めながら酒を飲んでいます。
\ 口からちっちゃいチンコ生えてんのかい! /
さらにはもぐらのオーナー(女性)もやってきて、電マ片手に常連さんと楽しそうにお喋りしたり、気づけば常連さんの膝に座っていたりと、やはりここは普通のバーではないのです。
しかし、マジのハプニングに見舞われるのはこれからでした…。
まさかの事態!突然 友人を裏切った筆者
既に私と友人とはバラバラに行動しており、私は私で近くにいた男性とのお喋りが割と盛り上がっていたのですが、とあることを友人に報せなければならなくなり、彼女に話しかけに行きました。
私「あのさ、」
友人「何、どうしたの?」
私「ちょっと今から○○さん(話していた男性)とホテル行ってくるわ。」
友人「ちょ、待てよ。」
ここ、ハプニングは無いんじゃあないんでしたっけか??
と、読者さんのツッコミが聞こえてくるようです。
しかし、どうやらハプニングとはあくまでも店内でのこと。
店内でお客同士が意気投合して途中抜けしてどこへ行くのも勝手なのです。
そう、このリストバンドを着けている限り出入り自由なのですから。
私「ほんとごめんな…なるべくササッと済ませるから…」
「お!行くのかい!」「楽しんでねー!」「あとで感想きかせてねー!」「いってらっしゃーい!」
状況が呑み込めず呆気に取られている友人に一抹の罪悪感を抱えながら、私は他のお客さんたちの声援に見送られてその男性客と腕を組んで出て行きました。
そしてバーを出てすぐのホテルへ。
別行動していたとはいえ、あんまり友人を待たせ続けるのもやっぱり申し訳なかったので、
90分くらいでバーに戻りました。
すると案の定、「「「おかえりー!!」」」の声に包まれたのでした。
さらにヒートアップする店内!
さて、予期せずラブホへ行って帰ってきた私ですが、
置いてけぼりにされた友人はというと、カウンターにいたお姉さま方と意気投合していました。
何を隠そう彼女、この時カレシと別れたばかり。
お姉さま方とお互いの元パートナーの愚痴大会を繰り広げ、熱い魂のシャウトをしておりました。
友人「セックスも良くて誠実な男ってのはどこにいるんDA~~~~!!!!」
お姉さま方「それなあ~~~!!!」
友人「誠実なちんこくれよお~~~~!!!!」
お姉さま方「それみんな欲しいよなあ~~~!!!!!」
みんな酔いが回り、お客さんの一人がシャンパンを入れたり、コスプレ衣装に着替え始めたり、
深夜に近づくにつれどんどんボルテージが上がっていく店内。
こうしてもぐらの夜は更けていくのでした……。
おわりに
後ほど私もお姉さま方と魂の叫びに参加し、今後の恋愛やセックスに関する相談に乗ってもらい、名残惜しくも終電の時間になってしまい私は店を後にしました。
ノンハプバーもぐら、お客さん同士も和気あいあいとしていて仲が良く、
とてもアットホームな雰囲気で楽しいお店でした!
最初の19時半頃は、エロい話ばかりではあるけど結構落ち着いたところだな…と思っていましたが、
夜が深くなるにつれてどんどんカオスな空間へと変貌していったのが印象的でした。
あまり大人数で騒ぐような場所が好きじゃないという人は、早めの時間帯に行ってみて様子を見るのがいいかもしれません。
また、私が今回行ったのは土曜の夜だったので人がかなり多かったです。
店を出るころには、20~30人ほどのお客さんで店内がギュウギュウになっていました。
曜日によってスタッフさんもお客さんの顔ぶれも違うと思うので、
きっとこの記事ともまた違ったもぐらの顔がたくさんあるんだろうなと思います!
アングラな場所へ行くには、単独で行くよりカップルで行くのがおすすめ!
単独でノンハプバーにいっても楽しめますが、最初はやはり気負いしますよね。
ノンハプバーには、基本ハプバー民が多いです。
・ハプバーが好きで、他のハプバー好きなエッチな人と語り合いたい人
・ハプバーに興味があるから、まず情報収集したい人
友人はそのまま家に帰らず、もぐらでオールしたようです。
すごいな。


