2016/07/17
【連載ドラマ】ガールズトーク

【連載ドラマ:第2話】ガールズトーク

連載ガールズトーク 第1話はこちら

名前:由美
年齢:28歳
職業:損保・事務
年収:350万
出身大学:立教大学


 

30歳が近づき、眠らない街六本木はなんとなく近寄らない街になっていた。

 

そんなある日、私は大学時代の朋子と久しぶりの六本木で待ち合わせをした。

 

朋子は大学4年の最後の最後までバレー部のキャプテンとして、部活に打ち込んでいた、超がつくスポーツウーマンだった。

 

運動が全くできない私からすると、尊敬しかない。

 

キャプテンとしての人望もあり、性格はもちろんのこと、仕切る能力も高かった。

 

実績も能力もある彼女は、卒業後大手広告代理店の営業職に就いた。

 

超がつくスポーツウーマンは、超ビジネスウーマンに進化したのだ。

 

「久しぶりだねー!あんた痩せた?ちゃんとご飯食べてんの?今日は久々に早く終わったんだから飲み付き合いなさいよ!」

 

のっけから人に気遣いしつつ、そんな風に見せない配慮はさすがである。

 

私は朋子が大好きだ。

 

彼女とは広告代理店(電通)ならではの、裏現場話や、変な取引先の中年のおじさんの話など、

他愛もない話をして、楽しい時間をすごした。

お腹もいっぱいになり、駅に向かって歩くと、なんだか良さげなオープンバーがあったのでハシゴすることにした。

 

A971 1F

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出典:http://www.asia-bars.com/2010/08/a971-tyo-eat-roppongi-tokyo/

adress: 港区赤坂9-7-3

phone: 03-5413-3210

URL: http://www.a971.com/

 

GRILL & WINE GENIE'S TOKYO

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出典:prtimes

adress: 東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウンプラザ 1F

phone: 03-6434-9406

URL: http://genies-tokyo.com/

 

「朋子は相変わらず仕事で大変そうだね。寝れてる?」

 

朋子「寝れてはいるんだけどさ、営業のせいか接待が多くて…。部活時代はあんな早起きだった私が、今じゃ逆転だよ。」

 

「あんまり聞かないけど、朋子って彼氏いるの?そういう生活でどうしてるの?」

 

朋子は女子会にもなかなか参加できてないせいか、そういえばあまり男性の話を聞いたことがなかった。

 

朋子「んー、困ってないように見せたいけど、だいぶ困ってる。こんな生活の仕方してるとさ、出会いは実はそこそこあるのよ。」

 

なんだか矛盾してるような始まりだったが聞いてみることにした。

 

「私だいたい昼に出社して、夜から接待があって…みたいな生活スタイルが多くてさ。

接待ってそこそこ出会いはあるんだよ。でも全然身を結ばないの。」

 

朋子は外見も実はそこそこ良い。

ヘルシーで、大学時代よりは化粧っ気も出て、綺麗になったと思う。なにより内面が素晴らしいから、

モテなくはないと思っている。難癖つけるとしたら、キャプテン魂があるせいか、面倒見が良すぎるところがある。

そして上下関係の厳しい世界で育ちすぎて、嫌なことでも上の人にNOとは言えないところもある。

 

「身を結ばないってことは、そこそこ良い感じになる人はいるんだ?」

 

朋子「そうなの。だいたい私が遅くまで飲んでることを知ってる人から、接待中にLINE入ってて、このあと飲まない?

ってきてるから、いーなって思う人だったら時間作れるのそこしかないし、終わった後合流したりするんだよね。

 

私なりに忙しい中鞭打って恋愛に積極的にいってるつもり。」

 

「え!本当にすごいわ!8時には家帰れるのに、疲れたーってなってる私全然だめなわけだ。それでそれで?」

 

朋子「まぁ、平均して0時位にLINE入ってて、1時くらいに合流するケースが多いんだけど、そんな時間に合流するとさ、お互い酔ってたりするから、一件店行って少し飲んだらもう眠いわけよ。」

 

「あー。なんかやな予感。笑」

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朋子「多分当たってる。笑誰とでも全員ってわけじゃないけど、たまにその人の家に流れたりしちゃうんだよね。

ダメってわかってるんだけどさ。」

 

「え!?どういうこと??」

 

朋子「日付変更前後に当日アポの連絡してくる男はまずダメ男。これ常識。」

 

「!!!」

(30歳間近で常識と言われることを知らない自分に声を失った。)

 

朋子「私のために時間もともと作って欲しいわ・・・。数打った中でたまたま私が返信しただけだよ。」

 

「え?朋子以外にも送ってるの?」

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朋子「その可能性は相当高いよ。」

「!!!」(再び絶句である。)

 

朋子「本当は、仕事終わりの思いつきみたいなLINEしてくる男は一番危ないんだけどね。」

 

「え?例えば?」

 

朋子「今日仕事早く終わったから、一杯飲みに行こうよ!の類のやつ。」

 

「えーー!そうなの??」

 

朋子「だって自分が好きな男とデートするとき、朝なに着ていくかとか、昼ニンニク食べないとか色々気を使わない?」

 

「それはするね!」

 

朋子「夜出かけると思ってなくて全然準備してなかったら、困るって思うでしょ?」

 

「うん。夜言われてもたしかに困るね。でも会いたいとも思っちゃう。」

 

朋子「会いたいのはいいんだけどさ、なんも思ってない男友達に同じこと言われたら、

別にさくっと飲みに行くかって思わない?」

 

「うん、気使う必要ない人なら暇だったらいっかって思うね。」

 

朋子「じゃぁ、当日夜ふいに誘ってくる男が、自分のこと好きな確率って、前日までのどこかでアポイントとってくる男と同じ確率だと思う?」

 

「うわ、そうか男性だって好きな女性誘うときそれなりの準備するかもね…

 

朋子「ただの仲良し異性と当日アポで飲むことは全然悪くないけど、そんなにお互いを知らない間柄なのに当日アポしてくる男は大抵ロクでもないね。ましてや、電車のない時間にアポしてくる男なんて論外。夜中に女性を歩かせるなんて、絶対自己中だから。」

 

朋子の立場でもう一度考えてみた。

仕事柄深夜に街にいることが多い朋子は、そもそも深夜の概念があまり無い。

そしてスポ魂が根付いている彼女には、目上の人にはNOと言えない。

本人は恋愛をしたいので、タダでさえなかなか合コンにも参加できない仕事をしてる分、

チャンスがあれば積極的に行かなきゃと思っている。

そんな彼女自身は騙されてると理解して「ダメ男ホイホイ」となっている。

 

結局朋子の話を聞くだけで、私はなにも役に立てなかった。

敬遠してた六本木にも素敵な店があることがわかったので、忙しい彼女が出やすい六本木でまた飲むことを約束して帰路に着いた。

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名前:由美 年齢:28歳 職業:損保・事務 年収:350万 出身大学:立教大学   「ねぇ、聞いて!昨日ご飯食べに行った人がさ〜元彼の知り合いだったんだけど。世間狭すぎ!」