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2018/10/03 男女の本音

呪いのチ×コ!ニーズのないモテ体験をカミングアウト

タイトルから、スイーツにまつわるホラー話を想像してこられた方には申し訳ありません…。

あ、そんな人いませんね…。(苦笑)

ただし、いわゆるゲイの話ともちょっと違います。

 

これは、今から30年以上前に、

まだ若かった僕が実際に体験した、驚くべき2つの実話です。

 呪い

大きな事件ではないけど、ともに当時のニュースにもなりました。

さてさて、僕の下半身がなぜ呪われていたのか…。

30年の時を超えて、告白することにしましょう。

 

ところで皆さんは「ニューハーフ」という言葉をご存じでしょうか?

「オカマ」とも言いますけど、つまりは「見かけは女・中身は男」。

そんな人たちのことです。

 

彼女(?)たちにサービスをさせる「ニューハーフ風俗」というジャンルまであって昔はそこそこ人気がありました。

現代でもしぶとく生き残っているようですけど…。

 ニューハーフの中には、見た目にはほとんど女性と変わらないような人もいるし

ナンパしてホテルに入ってから、実は男性と気づいてビックリ…!

なんてこともよくありました。

実際に、プロ野球の有名選手が、同様の「被害」にあって、スポーツ新聞に書かれちゃったこともあったのです。

 

ちなみに「ニューハーフ」とは「男と女のハーフ」

という意味から作られた造語で、1980年頃に生まれました。

一説にはサザンオールスターズの桑田佳祐さんが名付け親とも言われています。

桑田さんと有名ニューハーフの人との対談がきっかけだったようです。

 

それはさておき、「ニューハーフ」という言葉が生まれた80年代の半ば。

僕がまだ、かけだしの新米ライターだった頃のお話をしましょう。

 

当時はいわゆる「バブル景気」に世の中が浮かれていました。

バブル
ソース

普通のサラリーマンもお金を持て余し、キャバクラや風俗産業も好景気だったのです。

僕は風俗店の取材を任されることが多く会社の先輩から
とある「ニューハーフヘルス」の取材を命じられたのです。

 

「ヘルス」と言っても、「健康」とはあまり関係ありません。

単純に言えば、「風俗嬢が手と口を使って男性をイカせてくれる」お店のことです。

つまり、「ニューハーフ風俗」の1種なのですが、

そのほとんどはモグリ営業で怪しい貸しビルやマンションの一室でこっそり営業しているわけです。

 

ちょっと嫌な予感もありましたが、仕事なので仕方ありません。

先輩から命じられるまま、僕は怪しいニューハーフ店に連絡し取材を申し込みました。

 

 

取材当日、指定された住所に向かった僕。

六本木交差点近くの、なかなかの一等地に建つマンションでした。

例によって怪しげな雰囲気がプンプンしています。

こういう場所にも慣れてはいたけど、ドアを開ける瞬間はやぱりドキドキします…。

 

キヨミ「あら、いらっしゃい。待ってたわよ〜♡月刊××さんよね。ワタシ、ここのママのキヨミね」

「あ、どうも…私は月刊××のライターで、カイと申します…」

キヨミ「カイさんね。どうぞよろしく〜」

キヨミさんの異常に高いテンションに圧倒されつつ、僕は名刺を差し出して自己紹介。

名刺

取材の主旨や段取りをひと通り説明しました。

キヨミさんは身長170㎝弱くらいで、スリムな体型。外見上は女性にしか見えません。

ボブカットの髪型もよく似合い、そこそこの美人です。

キャバ嬢
ソース

「ところで今日は体験取材じゃなくていいの? 特別サービスしちゃうんだけど♡」

と耳元で囁きながら、キヨミさん。

なぜか僕の股間に手を伸ばして、ニギニギするではありませんか!?

あまりの事態にビックリしましたが、軽くかわしました。

相手が本物の女性なら、正直どうなっていたかわかりませんが…。

 

「今日はそういう主旨ではないので…。また次回にお願いしますよ…」

「そうなの…あら残念。じゃ、また来てよね」

 

その後は、料金システムやサービスの特徴、オススメの女のコ(男だけど)といった一通りの項目を事務的に確認。

そして写真撮影。

カメラマン
ソース

僕がカメラを取り出すと、キヨミさんは、いきなり服を脱いで下着姿になりました。

脱ぐとウエストもしっかりくびれていて、男性とは思えぬ見事なプロポーションです。

 

しかし、僕の視線はどうしても彼女(彼)の股間に釘付けになってしまったのでした。

黒いパンティの中心部に、あるはずの膨らみがない…のです。

キヨミ「あら、やだカイさんったら…ジロジロ見ちゃって…もう、やらしい人ね♡」

「…あ、失礼しました。その、キヨミさんはもしかして…手術を…」

キヨミ「そうなの。実は切っちゃったのよ。日本ではできないから外国でね。すっごい高かったのよ…。ヨーロッパの某国で、してもらったんだけどね。でも、手術のことは記事に書かないでね。あまり話せないのよ。いろいろあって…」

「…あ、わかりました」

 

あまりにもあっけらかんと告白するので、僕はあまり深く追求しませんでした。

取材は終了。

会社に戻って先輩のアンド−さんに報告をしました。

 

「…というわけでして、無事に取材できましたよ。でも、いきなりアレを握られた時はどうなることかと思いましたよ…

アンドー先輩「…ははは。ついでに抜いてもらえばよかったじゃない」

「いやあ、アンド−さん。待ってくださいよ。オレ、男は無理ですって…」

アンドー先輩「…でも、キヨミってアレを切ってるわけでしょ。事実上女と同じなんじゃないの?」

「…まあ、そういえばそうなんですけど、それでも抵抗があるっていうか…」

 

その後、僕がまとめた記事ができあがり、誌面になりました。

会社の同僚たちは僕が撮ってきたキヨミの写真を見て、興味津々のようでした…。

 

「へえ。こいつがカイ君のアレを握ったというオカマ?」

「…うそ? 結構美人じゃないの? このコなら…オレ、イケるかもしれない」

「…いいなぁ。このコならオレも握られたかったよ…」

 

などと、同僚たちは勝手に盛り上がっていました。

 

それからしばらく経った頃、僕は自宅で深夜番組を見ていました。

「オールナイトフジ」という、かつて一世を風靡した番組。

 

当時の女子大生ブームの火付け役となり素人のかわいい女子大生を起用して話題を呼んだのですが

同番組では「ニューハーフ」を「ミスターレディ」などと称して、なぜかちょくちょく登場させていたのです。

何気なく見ていると、クイズ形式のコーナーが始まって3人のオカマが画面に映りました…。

 

「…あっ!」

と、思わず声を上げ、画面に見入ってしまいました…。

 

そうです。

3人のうち、中央に座っているのはあの、キヨミだったのです。

 

「さてさて、ここに座っている3人ですが、じつは全員男性なのです。そこで問題。このなかにひとりだけ…なんと! 男性のシンボルを切ってしまったお方がいるのです…。さあ、誰でしょう? みなさん、当ててください!」

回答者はとんねるずの2人のほか、顔は知ってるけど名前がわからない男性の俳優さんと女性タレント。

とんねるず
ソース

僕はもちろん、正解がわかってしまったわけですが…

回答者のうち見事に正解したのは、とんねるずのタカさんひとりでした…。

「やっぱね…2番の人は、体がほっそりしてたんだよね…。

ほかの2人はちょっと、ごっつい感じだったからさ…」

 

スタジオで拍手を浴びていたタカさん。

番組は盛り上がっていたのですがテレビの中のキヨミさんのテンションがあまり高くなかったことが少し気になりました…。

(取材の時はあんなにはじけてたのに…やけに静かだなぁ)

 

とはいってもテレビ出演の緊張もあったかもしれず、それほど気に留めることはありませんでした。

 

ところが、それからしばらく経ったある日。

先輩社員のアンド−さんが興奮して僕を呼んだのです。

「おい、カイ君。大変だ。これを見ろよ!」

フライデー
ソース

彼の手には発売されたばかりの『フライデー』。

(何事だろう?)と、誌面を見た僕は、思わず目を疑ったのです…。

 

「ニューハーフ風俗の美人ママ、変死体で発見!」

それはキヨミの死を伝えるセンセーショナルな記事でした。

殺人と思われるショッキングな事件であり、結構大きな扱いでした。

記事では、客との何らかのトラブルで殺されたのではないかと推測していました。

 

「いやあ…ついこの間、テレビで見たばかりなんですよね…」

「…しかし、驚いたね。まさか、カイ君のアレを握ったオカマが殺されるなんて…

「…いや、アンド−さん。そんな言い方はないでしょう」

「…でも、オレ少し怖くなったよ…。案外呪いのチ×コかもしれん…

 

(呪いのチ×コって何だよ、それ!)

と僕はアンド−さんに対して憤慨したのですが、後にこの時の彼の言葉を大いに実感することになるとは、この時は思いもしませんでした…。

 

 

そんな衝撃の事件から数週間後のある日。

僕は、お茶の水にあるさびれた泌尿器科クリニックにいました。

取材ではありません。患者として…です。

「チ×コ」が呪われたわけではないのですが、赤く腫れてしまい、変な病気だと困るので、会社からも近いこのクリニックを夕刊紙の広告で見つけて、おそるおそる門を叩いたというわけです。

 

 院長ははげ頭の老医師でした。

顔は亡くなった俳優の加藤嘉さんにそっくりです。

当時はまだ加藤さんはご健在でしたが…。

 

で、院長は僕のアレをニギニギしながら…

「腫れていますなぁ…これは…亀頭包皮炎という病気ですね。ちょっとした雑菌が原因で腫れるのですよ…薬をつければすぐに治りますからね…」

(変な病気じゃなかったのか…ああ、よかった)

ほっと一安心。

 

ところが…。

加藤院長の様子が変なのです。

 

いつまでも僕のアレをニギニギしており、離そうとしないのです。

 

さすがに僕も気になって、

「あの…先生。僕のアレ…まだなにかあるんでしょうか…」

と聞きました。

 

院長は少しバツが悪そうに…。照れ笑いを浮かべながら…。

医者

「…いやあ、違うんですよ…。あなたのね。男性機能をね、調べてあげようと…」

 

(そんなことは頼んでない! はげ頭の爺さんにニギニギされて、オレが気持ちよくなるとでも思ってるのか!)

 

僕は院長をにらみ返しましたが、彼はまだニギニギを続行。

あくまで僕に勝負を挑んできたのです。

 

(よーし。オレにも男のプライドがある。受けて立とうじゃないか! こんなジジイに負けてたまるか。絶対に起つわけにはいかないぞ!)

 

そして妙な勝負の結果、男のプライドを賭けて闘った僕は、勝利したのです。

診察代を支払って、とっととクリニックを引き上げました。

お金

(…まあ、性病とかじゃなくてよかった…それにしても気味の悪い医者だったな)

 

 この日のクリニックでの出来事は、僕も面白おかしく会社の同僚に語り聞かせてたりして、すっかり笑い話のネタにしていました。

 

「…はっはっは。なんだよ、ニギニギって…。その医者、よっぽどカイ君のアレが気にいったんじゃないの?

「…いやあ、最近、モテモテだね、カイ君のアレは…」

「…まさか。みんな、やめてくださいよ。こっちはあんな爺さんに握られて、すごく気色悪かったんですからね…」

 

なんて具合に、アンド−さんたちと盛り上がったのでした。

やがて、それから1ヶ月ほど経ったある日のこと。

会社でニュースを見ていたアンド−さんが、またしても大声で、僕を呼んだのでした。

 

「カイ君! ちょっとテレビを見て…大変だよ!」

「…なんですか、いったい?」

 

ニュース映像を目にした僕は、金縛りに遭ったように固まってしまいました…。

アナウンサーの冷たい声が報じていたのは、またしても殺人事件。

 

「…白骨死体で発見されたのは、東京都千代田区の××クリニック院長の◎◎さん。71歳。殺人および死体遺棄の容疑で逮捕された△△容疑者の自供によると…」

画面に映った写真は紛れもない、僕に勝負を挑んできたあの老医師。

彼もまた、死体となってしまったのです。

そして、殺された2人に共通するのは、もちろん…。

 

「…呪いだ。呪われているよ。やっぱり…カイ君のチ×コは…」

「……」

 震え声のアンド−さんに、僕は何も言い返せませんでした。

それほどショックが大きかったのです。

 

だって、こんなに短期間に2人の人物の変死に関わる(?)なんて、人生で初めての出来事なのですから…。

「…カイ君。悪いことは言わん。今すぐ清めたほうがいい。神社に行ってお祓いをしてもらうんだ…」

お祓い
ソース

「…いや、そこまではさすがに…そもそも、そんな変なお祓いなんて、やってくれるんでしょうか?」

「…だったら、塩をかければいいんじゃないか?」

「…やめてください。なんだか痛そうじゃないですか!」

 

…そんな珍妙なやり取りをしましたが、結局、神社には行きませんでした。

それでも非常に後味の悪い思いをしたものです。

しばらくは、なんとなく遊びを控えて、ちょっとした禁欲モードに入ってました。

 

あとで聞いたところでは、あのアンド−さんまでもが、奥さんとの性生活をしばらく控えていたそうです…。

彼はまったく関係ないのですが、僕とはよくコンビで仕事をしていたので呪いの「感染」を恐れていたのかも知れません。

もちろん、僕はアンド−さんに股間を触られたことなどありません。

一緒にサウナに行ったくらいでしたが…。

 

その後、僕の「チ×コの呪い」はすっかり消え失せ、普通の日常生活が戻ってきました。

彼女もできて、普通にお付き合いもしてたけど、幸いにも不吉なことは起こりませんでした。

長い人生には、色々なことが起こります。

あれから30年近く経ちましたが、その後の僕は、さすがに「死体」とは無縁な人生を送っています。

 

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