2016/06/29
【連載ドラマ】ガールズトーク

【連載ドラマ:第1話】ガールズトーク

名前:由美
年齢:28歳
職業:損保・事務
年収:350万
出身大学:立教大学

 

「ねぇ、聞いて!昨日ご飯食べに行った人がさ〜元彼の知り合いだったんだけど。世間狭すぎ!」

 

目を見開きながら話すの先月29歳になったばかりの早希。

 

早希と私とは4年ほどの仲。

大学の同級生の美穂子に誘われ参加した合コンで知り合った。
出会った時はお互い25歳ではじけんばかりピチピチだった。
 

出会ってからはよく一緒に合コンやパーティーにでかけた。
そして、仲良く25歳から29歳という第一次結婚ブームに乗り遅れた仲間である。


商事!物産!住商! 時々、トヨ痛?

 

一方、美穂子はきちんと世の中の流れにのり、27歳で結婚。今や一児の母である。今では年に数回会えればいい方だ。

決して美穂子のことを嫌いになったわけではない。


旦那の都合で名古屋に転勤し、日課だった仕事帰りの一杯の憂さ晴らし行けなくなり、子供が産まれてからは完全に生活スタイルが変わってしまった。

 

いつしか仕事帰りに一杯には早希がいた。
今夜も正泰苑で焼肉を頬張りながらガールズトークに花を咲かせる。


私はお一人さま満喫モードに突入しているが、実は早希は彼氏持ちだ。
ただ名古屋と東京の遠距離恋中なので私と生活スタイルが似ているのだ。

 

早希の昨日ご飯を食べた彼、いわゆる”彼氏”ではない。

 

「ねぇ、聞いて!昨日焼肉食べに行った人さ〜 、一年前位にちょっといいなと思った人だったのね」

 

(あぁ、なんだ昔の知り合いかと、少しほっとする。)

 

「なんで、今になって会ったの?」
「いや、一年前ね、この人いいな!って思ったからLINEしてごはん行こうよって誘ってたんだけど、なーんか1ヶ月くらい予定合わなくて…結局私も合コンとかしてるうちにうやむやにしちゃったんだよねー。」

 

(29歳となっては合コンの無駄打ちほど意味ないことはない。1:1でデートするための相手探しだというのに、合コンでデートできないなんて本末転倒だと思いながら聞いた。)

 

「そしたら一年たった今になって急に彼から連絡きてさ、たまたま日にち合ったから行ってきたの!なんか一年たって、トントン拍子にいくなんて運命感じる!」

 

早希は決して小悪魔でもなんでもない。
彼氏のことは本当に好きなのだが、結婚となると東京での生活を捨てて一緒にならなければいけないのだ。

 

29歳仕事も遊びもそれなりに充実させたものを手放すなんて。。
三浦友和ほど愛情を注ぐような男性に出会えたならば、山口百恵並に全身全霊身、男性に身を投じるのだろうか?

 

いや、このご時世そんな男気ある男性もなかなかいないし、女性もそんなに3歩さがってタイプのような女性は見かけない。
そうなれば、近場にいて少しでも不便のない方を選んだ方が楽に決まっている。

 

「またすぐ会えていい感じになれたらいいね!」

 

と応援しながら帰路に着いた。

 

なんだかんだと仕事が建て込み、最低週1で会う早希とも2週間ぶりに会った。

 

「その後どうなの?あの彼また会えた?」
「それがさ、またうまく日程が決まらないの。」
「なんで?いい感じだったんだよね?夜遅くても会えないものなの?」
「彼、自営業だから夜の接待も仕事の一部みたいなところあってさ。 夜も結構都合つかないんだよね。」

 

なるほど、、生活のサイクルの違いはなにも女同士だけじゃないのだと。

そして早希は言った。

 

「どんなに好きになっても、一緒に生活している絵を描けない人とは結局うまくいかないんだろうね〜」

 

当分私も結婚は見えない。仕事終わりに会いやすくて、話があって、気を使わない。
遠くもなく、近くもなく、無理せず自分の生活サイクルに近い人は私にとっては早希が一番だ。

 

早希は続けてこう言った。

「由美みたいな男の人がいたら、一番楽なのにー!」

 

ダメすぎる私たちだが、美味しいご飯と美味しいお酒を、気心知れた人と味わえるだけで今は十分幸せである。
 


正泰苑 芝大門店 (大門)
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Dinner
MON〜SUN
17:00~24:00

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