急遽仕事を休みたくなる時は誰にでもあるものですが、仕事を休む理由はどうするべきか考えてしまいますよね。
また本当の理由を伝えてよいのか悩むケースも多いです。
そこで本記事では、仕事を休む理由を25個まとめました。
急遽休む場合や事前に休む場合など、状況別に解説しているので、ぜひ参考にしてください。
約4割がウソの理由で仕事を休んだことがある
ウソをついて仕事を休むことは良いことではありませんし、いざ休もうとしても罪悪感を感じるものです。
実際にウソの理由で仕事を休んだことのある人はどのくらいいるのでしょうか?
カミングアウト東京が男女100人にアンケートを行った結果、4割近くの男女が「ウソの理由で仕事を休んだことがある」と回答しました。
そして、「ある」と回答した人たちの9割以上が体調不良を理由に休んでいることも分かりました。
当日に急遽、仕事を休む理由15選
最初は当日に急遽仕事を休む理由を、15個ご紹介します。
注意点なども踏まえてご紹介するので、休みたいときの参考にしてみてください。
理由1:突発的な発熱
使いやすいのは、突発的な発熱でしょう。
厚生労働省が発表した『「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第12条第1項及び第14条第2項に基づく届出の基準等について」の一部改正について』では、37.5度からを発熱と呼び、38.0度からは高熱と呼びます。
体温が38.0度以上あると伝えれれば、難なく休みの了承は得られるでしょう。
しかし2020年以降はコロナの感染も疑われるため大事になる可能性もあります。
周りに迷惑をかけないよう、仮病で使うのはあまりおすすめできません。
理由2:下痢や腹痛
下痢や腹痛も急遽仕事を休む理由として使いやすく、発熱よりも大事にならない可能性が高いです。
ノロウイルスや食中毒、胃腸炎、盲腸などさまざまな理由が考えられるため「お大事に」と休みの了承を得られるでしょう。
予想できるものではないため、会社側も無理に出社しろとは言えません。
理由3:頭痛
頭痛も休暇を認められるケースが多いです。
目の疲れや肩こりから頭痛が起こるケースも多く、市販薬でも頭痛を抑える薬などが販売されていますね。
そのため市販薬を利用し自宅で安静にする人も多く、病院に行かなくても欠勤を認められやすいです。
欠勤をしたとしても、診断書はまず求められません。
「ひどい頭痛であった」と伝え、「薬を飲んで安静にしたが治らない」と付け加えるようにしましょう。
理由4:嘔吐
頭痛や腹痛よりも休みを容認されやすいのが、嘔吐です。
「朝に吐いてしまって」といえば、休みは認められるでしょう。
こちらも「吐き気止めを飲んだがよくならない」など、対策をとっていることは伝えるようにしましょう。
理由5:生理痛
生理痛も休みを認められるケースが多いです。
最近は生理休暇を取り入れている企業もあり、生理についての理解が深まってきています。
会社に生理休暇制度がないかを確認してみましょう。
当日でも受理してもらえます。
ただし生理休暇の頻度が明らかに多かったり、利用する時期がまばらだったりすると仮病を疑われるので気を付けてくださいね。
理由6:腰痛
ぎっくり腰をはじめとし、ヘルニアや坐骨神経痛なども休む原因になりえます。
歩けなくなるほど痛いケースもあり、診断書などがあれば2週間など長期にわたって休める場合も。
特に立ち仕事や荷物運びなどの力仕事の場合は、腰痛が受理されやすいでしょう。
理由7:親族の危篤
親族が危篤の場合も、休みを取得できるケースが多いです。
1回目は「危篤状態であること」「今は危篤であることしかわからず、詳細は知らない」と伝えるようにし、2回目で改めて詳細を報告するのがおすすめ。
この理由を初めて使うのであれば、疑われるケースも少ないでしょう。
理由8:家族の体調不良・病院の付き添い
家族の体調不良や病院の付き添いも、れっきとした仕事を休む理由のうちのひとつです。
祖父母に急に介護が必要になったり、子どもが急に熱を出したり、パートナーが歩けないほど体調不良だったりする場合は、休みの連絡を入れましょう。
当日じゃなければ分からないことも多く、会社側も理解してくれるはずです。
「家族が不安がっている」「自分がいなければどうにもできない」「自分も心配である」との旨を付け足すのが良し。
理由9:子どものケガ
子どもがいるなら、子どものケガも十分な理由になります。
子どもはいくら注意を払っていても、予想だにしない行動を起こすため、唐突にケガをするケースもしばしば。
出血が多く見られたり、異常に痛がっているのであれば病院は必要不可欠です。
学校でケガをしたり、夜中に急に発熱したりなどあるため、急遽仕事を休む理由になりえます。
理由10:車の故障
車通勤の場合は、車の不調を訴えれば休めるケースが多いです。
特に交通の便が不便な郊外や田舎で車通勤をしている人であれば、その日はそのまま休めるかもしれません。
「車が不調で遅れる」「車屋を呼びましたが車が直らないため、そのまま休みをいただけないか。」と、連絡は何回かに分けて行いましょう。
リアルな状態をそのまま伝えれば、きっと会社側も休みの了承をくれるはずです。
理由11:インフルエンザなど
インフルエンザは出席停止の感染症になるため、長期で休めます。
そうでなくても「一緒に住んでいる嫁がインフルエンザで、自分も今熱が38.0度まで上がっています。病院にいくためお休みをもらえないか」などといえば休みをもらえるでしょう。
インフルエンザが流行し始める季節であれば、利用するのも手です。
なお証明書の提出を求められる場合は少ないですが、念のため会社の規定を確かめておきましょう。
理由12:胃腸炎
胃腸炎もインフルエンザと同様に、出席停止の感染症になります。
感染のリスクがあるため、胃腸炎と思わしき症状があるのであれば「胃腸炎の可能性が高い」とも伝えましょう。
2日以上連続して休みをもらいたい場合は、「吐き気がする」「病院に行ったところ胃腸炎だった」と2回に分けて伝えるのがおすすめです。
理由13:水回りの故障
水回りの故障など、急を要する工事が必要な時も仕事を休む理由として使えます。
トイレの水が流れっぱなしだったり、どこかで激しい水漏れをしていたりするのであれば、今すぐに対処するほかありません。
急を要する場合はきちんと会社に連絡し、どれくらい遅れそうなのかを伝えるようにしましょう。
お休みをもらう場合はきちんと謝罪をし、後日感謝の言葉を言うようにしてください。
理由14:鍵や財布の紛失
鍵や財布を紛失したときも、仕事を休む理由になります。
財布を紛失しクレジットカードや運転免許証、保険証もなくしたときは、再発行にまるまる一日はかかるでしょう。
盗難されていた場合のリスクも高く、会社側もすぐに対応してくれるはずです。
紛失届など、どのような対応をしたのかを話せれば、信ぴょう性が高まります。
また役所に行く必要がある手続きがある場合は、近いうちにもう一日休みをもらえるでしょう。
理由15:病院の受診
急な体調不良の場合は、仕事を休む原因になります。
病院を受診しなければいけないほどの体調不良であれば、遠慮なく連絡をするのがおすすめです。
診断書の提出を求められるケースもあるので、仮病を使う際は会社の規定などを確認しておきましょう。
事前に会社を休む理由10選
次は前日や数日前など、事前に会社を休む理由を10個ご紹介します。
事前に連絡しておけば会社もシフトを組みなおしたり、対応を変えたりと対処しやすいです。
あらかじめ休みたい日があるのであれば、きちんと申告しておきましょう。
理由1:定期検診など病院の受診
定期検診などの病院受診が必要であれば、日付が決まった時点で会社に連絡を入れておきましょう。
定期健診ではなくても気になる症状があり大掛かりな検査をする場合もあると思うので、その場合も予約をした時点で連絡を入れておくのがベター。
また前日の体調不良を引きずっている場合、会社の営業時間が終わるあたりに「明日病院に行く」との旨を伝えるのがおすすめです。
理由2:お葬式など法事
法事があるときは、予定が決まった時点で会社に連絡をしておきましょう。
法事は一般的に仕事を休む理由として認められています。
法事が行われる場所が遠い場合は、生き帰りの時間も加味して連絡をしておくのがおすすめです。
仕事と自分の体調に支障が出ない範囲で、仕事を休みましょう。
理由3:公的な手続き
役所などで行う必要がある公的な手続きがある場合も、仕事を休む理由になりえます。
例えばカレンダー通りの仕事をしているのであれば、役所に足を運ぶのは難しいですよね。
そのため事前に有給休暇などを申請しておくのがベター。
しかし最近はコンビニでできる手続きも増えているので、役所に必ず足を運ぶ必要がある手続きのみのとどめましょう。
理由4:結婚式
結婚式がある場合も、仕事を休む理由になります。
予定が決まった時点でお休みの申請をしましょう。
有給休暇を取得しておくのがおすすめです。
海外など遠方になるケースも多いので、余裕をもって休みを申請しておくのが良いでしょう。
理由5:資格試験
資格試験は日程に融通がききませんし、年に1回の試験であればなおさらその1回が大事になります。
試験日が分かっている場合は、事前に会社に連絡しておきましょう。
また会社で使えるスキルを身に着ける場合であれば、何かしらのメリットが得られる制度があるケースも。
会社の制度も同時に確認しておくのがおすすめです。
理由6:免許更新
免許更新も日付を指定されるケースがあるので、事前に休みを取得できるなら取得しておきましょう。
土日や祝日は窓口が開いていないケースもありますよね。
事前に有給を取得して起き、確実にその日に更新できるよう調整しておくのがおすすめです。
理由7:旅行
日本ではまだ数が少ないですが、旅行も仕事を休む理由になります。
ただし自分がいないときのフォローはできる限りしておき、メールの自動返信や引継ぎなどはきちんと行っておく必要があるでしょう。
数日間開ける場合は、きちんと前後の仕事を調整するようにしてください。
理由8:工事の立ち会い
水回りの工事の立ち合いや配線工事などがある場合は、仕事を休む理由になります。
日付を指定されるケースが多く、工事をお願いする会社によっては自分が休みの日にうまく工事の日程を入れられない場合も。
またマイホームなどを購入したときは、地鎮祭や上棟式なども必要になりますよね。
仕事を休む理由になりえるので、日付が決まったタイミングできちんと連絡をしておくのがおすすめです。
理由9:子どもの学校行事
子どもの学校行事はきちんと確認しておき、余裕をもって参加できるようにしておきましょう。
授業参観や運動会は絶対に参加したいと思うもの。
仕事を調整するために、気持ちよく学校行事に参加するためにも、事前に申告しておきましょう。
「授業参観があるため」など詳しく書くと、休みも理解も得られやすいです。
理由10:遠くの両親が会いに来るため
遠くの両親が会いにくる場合も、仕事を休む理由になります。
特に遠くに住んでいる両親が子供に合うために時間を作っているのなら、快く受け入れてくれる上司もいますよ。
真面目な人にとってはなかなか申請しにくい理由ではありますが、上司が理解を示してくれる人であればお願いをしてみましょう。
不安な場合は、予定を決める前に上司に問い合わせてみるのがおすすめです。
会社を休む際の注意点
会社を休む理由をご紹介してきましたが、実はいくつか注意点もあります。
会社を休むときの注意点について、3つまとめました。
注意点1:嘘で何度も休まない
仮病で何度も休まないようにしましょう。
また嘘を疑われる可能性があるので、同じ理由を何度も使うのもあまりおすすめできません。
本当に休みたいときだけに休み、長期的な休暇が必要そうであればきちんと早い段階でその旨を伝えましょう。
精神的にしんどい場合は、次の『仕事を休みたい時の対処法』でご紹介する内容を試してみてください。
注意点2:取引先とのアポイントは自分で連絡を入れる
取引先とのアポイントがある場合は、自分自身で断りの連絡を入れ謝罪をし、日程調整をしておきましょう。
またその他で業務を引き継がなければいけない場合は、事前に引き継ぐ相手にメールなどを入れておくのがおすすめです。
あなたしか知らない業務があるにもかかわらず休みっぱなしにしてしまうと、同じチームの人間が困るでしょう。
会社の人間があなたの業務を上手く引き継げなければ、あなたの評価が下がるだけでなく会社全体の評価が下がるケースもあります。
きちんと引き継ぎはしておき、次出社するときに、謝罪と感謝の言葉は必ず入れましょう。
注意点3:無断欠勤はしない
無断欠勤はしないようにしましょう。
「交通事故にあったのではないか」など無駄な心配をかけますし、何より「来るのか来ないのか分からない」ので上手い対処ができません。
来ない前提で仕事を進めるにしても、引継ぎも何もない状態であれば上手く連帯ができないでしょう。
仕事を休みたい時の対処法
最後は仕事を休みたいときの対処法を、3つご紹介して終わりにします。
どのように仕事を休みたいのかで対処法は変わってくるので、ぜひ最後までご覧ください。
対処法1:そのときだけ仕事を休みたいなら嘘をつく
その日だけ仕事を休みたいのであれば、腹痛や頭痛などの仮病を利用するのがおすすめです。
なお事実を伝えて休みを得られそうであれば、なるべく嘘はつかないようにしてください。
例えばペットへの理解がない会社に対して「ペットが体調不良で」と言っても、聞き入れてもらえないケースも。
会社の様子を見て、嘘をつくかどうかを判断しましょう。
対処法2:長期間仕事を休みたいと思っているなら心療内科を受診する
「なんだか仕事に行く勇気が出ない」「玄関先で涙が止まらなくなってしまった」など、仕事に行くのを身体が拒否している状態が続いている場合は心療内科を受診しましょう。
精神科ではなく、メンタルクリニックなど心療内科のほうを受診するのがおすすめです。
そこで診断書をもらえられば、数か月間休職できるケースがあります。
なお状態が悪化するようであれば、心療内科から精神科を紹介してもらえるケースもありますよ。
対処法3:有給休暇をたっぷり使いリフレッシュする
精神的につらいわけでもなく、ただただ疲れてしまった場合は有給休暇を最大限に使ってリフレッシュしましょう。
少し後ろめたい気持ちもあるかもしれませんが、上手く連休にかぶせたりして長期休暇を作り上げてください。
本記事でご紹介した「免許更新」「家族の法事」「公的な手続き」などをふんだんに使い、「どうしてもこの日程にしなければいけない」とお願いしてみてくださいね。
そうすれば罪悪感も最小限にとどめられ、最高にリフレッシュできるはずです。
まとめ
仕事を休む理由についてご紹介してきました。
どうしても仕事を休みたいときはありますが、嘘であれ本当であれなるべく早く休む旨を伝えるのが大切です。
また欠勤するのか遅刻するのか分からない場合は、その都度連絡を入れるようにしましょう。本記事を参考に、会社を休む理由をうまく伝えてくださいね。






