「やる気が出なくて、困っている…」「どうやったら、やる気が出るの?」と思っている人はいませんか。
楽しいことや好きなことをしていると、自然とやる気が出てきますよね。
でも、目の前の片付けなければならない仕事や勉強に対しては、やる気が一切出てこなくて頭を抱えている人もたくさんいることでしょう。
この記事では、やる気が出ない理由とやる気を出す方法15選を紹介します。やる気を出したいという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
やる気が出ない理由や心理
頑張りたいと思っているのに、一向にやる気が出ないのはなぜでしょうか。
やる気を出すためには、まず、やる気が出ない理由や心理を理解するのが大切です。
7つ紹介するので、当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。
必要性を感じないから
やる気が出ない理由は、やらなければならないと思っていることに対して、それほどの必要性を感じていないからと言えます。生きているうえで、絶対に今やらなければいけないことではないと認識しているのでしょう。
たとえば、食事をとらなければお腹が空きます。たとえどれだけ忙しかったとしても、必ず何かを食べますよね。食べることは生きていくうえで必要だからです。
やる必要がないという認識を、やる必要があるに変換しなければいけませんね。
苦手なことや嫌いなことだから
やらなければならないことが、自分の苦手なことや嫌いなことなら、やる気は出ません。
楽しいと感じれば、「やる気ホルモン」のドーパミンの分泌が増えます。苦手なことや嫌いなことには、ドーパミンも分泌されないため、やる気が出ないのも当然と言えます。
たとえば、仕事の資料を作成するとき、情報を集めるためのリサーチは楽しくて何時間も費やすのに、いざリサーチ結果を資料にしようとすると、表にまとめたり、細かい数字を扱ったりするのが苦手で、急にやる気を失ったというようなことはありませんか。
苦手なことや嫌いなことを、自分の好きなことに関連させたりする工夫が必要ですね。
やったことがないことだから
やる気が出ないのは、これまでにやったことがないことだからかもしれません。
人間というものは、これまで自分がやったことのないことに対して、「やっても失敗したらどうしよう」などの恐怖心を抱きがちです。その恐怖心がやる気を起こさせないようにしていると考えられますね。
猪突猛進でとりあえず始めてみることができるように、心のスイッチを切り替える必要があるでしょう。
大変な作業だから
大変な作業だとわかっていることに対しては、なかなかやる気も出ないものです。あまりにも大変だと、何から手をつけたら良いのかわからなくなりますよね。
- 期限までに終わるのだろうか
- 自分1人で全部できるのかな
- テスト範囲が広すぎるけど覚えられるのかな
このような精神的負担も感じるでしょう。そして「嫌だ」といった感情が大きくなり、「やる気ホルモン」のドーパミンも分泌されません。
どこからでも良いので、まず最初の1歩を踏み出せるように気持ちを切り替えなければいけませんね。
生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れているようであれば、やる気も出ません。
起床時間や就寝時間が不規則だと、体内時計が狂ってきて、時差ボケ状態に。不健康な食事をして栄養不足だったり、座りっぱなしの生活を続けていたりすると、脳にも影響を与えます。
しかも、寝る前の食事は、活力などを増やす成長ホルモンを妨げると言われているので、疲れやすくなって精神的にも悪影響。
こんな生活を続けていれば、やる気を出そうにも出てきませんよね。
精神的・肉体的に疲れている
やる気が出ない理由として、ただ単に、精神的・肉体的に疲れているだけということもあります。
ストレスやプレッシャーなどによる精神的な疲れも、働きすぎや睡眠不足といった肉体的な疲れも、どちらもエネルギーを枯渇させます。そうなると、何もかもが面倒くさくなってきますよね。
あまりにも疲れすぎると、仕事や勉強に対してだけではなく、恋人や友人と会うことすら億劫になったりする可能性も。
ストレス解消や疲労回復を定期的に行うなど、手遅れになる前に対応したいですね。
更年期や思春期などの年齢的な要因
やる気が出ないのは、更年期や思春期などといった年齢的な要因も考えられます。
更年期や思春期は、ホルモンバランスが乱れがち。ホルモンバランスが不安定な状態になると、やる気が起きないという症状に悩まされます。
この場合は、無理をしないことが大切ですが、あまりにも辛い場合はお医者さんに相談するのが良いでしょう。
やる気を出す方法15選
やる気が出ない理由がわかったら、続いて、やる気を出す方法をチェックしていきましょう。
15通りの方法を紹介しますので、自分に合った方法を見つけてくださいね。
体を動かしてみる
やる気を出すには、体を動かすことがおすすめです。
体を動かせば、脳の血流が良くなって、脳が活性化されます。これが、思考力や集中力のアップにつながると言われています。
体を動かすといっても、そんな大げさに考える必要はなく、散歩程度でも十分です。散歩しながら深呼吸をすれば、効果倍増。仕事でやる気を出したいのであれば、ランチなどの休憩時間をうまく活用しましょう。
それをやることの意味を考える
やる気が出ないのは、なぜそれをやらなければならないかという必要性がわかっていないからです。やる気を出すために、やることの意味を考えてみましょう。
たとえば、プレゼン資料を作らなければならないのにやる気が出ない場合、そのプレゼン資料がなぜ必要なのかを考えてみましょう。もしプレゼン資料を作らなければ、無責任というレッテルを貼られてしまうでしょう。しかも、会社自体の信用を落としてしまうことも。
でも、良いプレゼン資料を作れば、新しいクライアントも獲得できるかもしれませんし、それによって自分の評価もアップします。
やる気が出ないときは、やる必要性について考えてみると、スイッチも切り替わりますよ。
作業内容を棚卸する
作業が大変だったり、量が多かったりして、どこから手をつければ良いのかがわからなくてやる気が出ないという場合には、作業内容を明確にしてみましょう。
ToDoリストに、やるべきことをすべて書き出しましょう。これだけでも、ごちゃごちゃした頭のなかが整理されます。それだけで、やる気が少しアップするでしょう。
作業が1つ1つ完了するごとに、線で消していきます。1つ消しただけでもかなりの達成感を得ることができて、やる気もますます出てくるでしょう。
考えすぎずにまず手を動かす
やる気が出ないときは、考えすぎずにまずは手を動かしましょう!
たとえば、作業量が多すぎて「期限内に終わらなかったらどうしよう」と考え、プレッシャーからやる気が出ないのであれば、その考えている時間に少しずつでも取りかかっていきましょう。「今取りかかれば、期限内に終わる」というポジティブ思考に切りかえるのです。
やる気が出ないときは、思考がループしがち。考えているだけでは何も解決しないので、思考を切りかえて、最初の1歩を踏み出しましょう。
朝のうちに作業を開始する
やる気を出すためには、朝のうちに作業を開始するのがおすすめです。午後になってくると、頭も体も疲れてきますよね。その時間帯に、やらなければならないことに着手しようとすれば、やる気を出そうと思っても、なかなか出てきません。
朝イチバンの脳の状態は入手した記憶が一度リセットされ、新たな情報を受け入れる準備もできているので、朝目覚めてからの3時間は、何か新しいことを始める上では最適な時間帯だと言えるわけです。
ゆえに朝の脳に良い刺激を与えることで、フレッシュな気持ちで仕事や勉強に打ち込めるのです。結果、1日の効率を何倍もアップさせることも可能になります。
出典:茂木健一郎著『脳を最高に生かせる人の朝時間』
上記から、朝に作業を開始すれば、やる気が1日中持続すると考えられますよね。夜早く寝て、朝からすっきり作業を始めましょう!
カフェインなどで脳を活性化させる
カフェインなどをで脳を活性化させるのも、やる気を出すにはおすすめです。カフェインは、コーヒーや玉露茶に多く含まれています。
カフェインには、やる気ホルモンのドーパミンの分泌量を増やしたり、その働きを高める作用があります。これが、脳の活性化に役立つと言われています。
ドーパミンが増えて、脳が活性化すると、思考力や集中力がアップして、効率も良くなりますよ。
一緒に作業する仲間を見つける
1人でやらなければいけないときには、なかなか出てこないやる気も、一緒に頑張れる仲間がいれば不思議と出てきます。
勉強であれ、仕事であれ、切磋琢磨しながら進めていけば、やる気だけでなく、効率もアップするかもしれません。
作業の途中でつまづいたとしても、仲間がいれば、助けてもらうことができます。また、仲間がいることで、「負けたくない」という競争心のようなものも出てくるため、やる気も持続するでしょう。
疲れている場合などはゆっくり休む
疲れていて、やる気が出ないのであれば、ゆっくり休むというのも1つの手です。
心と体は密接に関係しています。体が疲れていれば、心も重くなり、やる気を出そうにも出せません。体の調子が良ければ、心も軽やかになりますよね。そんなときは、自然とやる気も出てきます。
疲れていても、無理しがちな人が多い現代社会。自分もその1人だと思い当たるのであれば、いざというときにやる気をしっかり出せるように、ゆっくりと休むことが大切ですね。
頑張っている人の話を聞く
やる気を出したいときには、実際に頑張っている人の話を聞くと良いでしょう。
頑張っている人の話を聞けば、刺激を受けるので、意欲がアップします。「自分も頑張らなければ」「この人に負けてはいられない」と競争心が芽生えてくるのです。
また、頑張っている人の姿を頑張っている自分の姿に置き換え、そのイメージを脳に定着させます。それによって、やる気がますます出てくるでしょう。
人に悩みを話す
やる気が出ないのには、理由があるはずです。やる気を出したいのに、出せない理由を誰かに相談して、頭のなかをすっきりさせましょう。
悩みがあるときは、1人で悶々と考え続けるよりも、頭のなかを整理するためにも、誰かに話をする方が良い場合が多々あります。話を聞いてもらえば、心が軽くなるので、たとえ解決策が見つからなかったとしても、自然とやる気が出てくるでしょう。
役立つアドバイスをもらえる可能性もあるので、そのときは「実践してみよう」という意欲も出てきます。
作業環境を整える
やる気を出すためにも、作業環境を良くすることは大切です。
- 必要な書類やツールがすぐに探し出せるように、きれいに整理されていますか?
- やる気を削ぐようなものはまわりにありませんか?
きれいに整理されていないと、必要な書類を見つけるのにも時間がかかってしまいます。そんな状況ではストレスがたまるばかり。やる気も失われてしまいます。また、テレビやゲームなど、やる気を削ぐようなものがまわりにあると、意識がそちらに向いてしまいます。
やる気を出すためにも、まずは整理整頓から始めましょう。
目標について周囲に話す
周囲の人に目標について話してみるのも、やる気を出す方法としてはおすすめです。あまり熱く語ると、自分にプレッシャーを与えることになって、逆にやる気が出なくなる可能性もあるので、軽く伝えるだけで良いでしょう。
「あの件は進んでる?」と気にかけてもらえるかもしれません。やる気が出ずに頑張れていなかったとしたら、ここで「頑張らないと」と決意できますよね。また、自分の頑張っている姿を周囲の人が見れば、「頑張ってるね」と声をかけてもらえます。それによって、ますますやる気もアップすると思いませんか。
行き詰っているときには、アドバイスももらえるかもしれませんよ。
自己啓発本などを読む
モチベーションをアップさせるために、自己啓発本などを読むことも良いでしょう。
自己啓発本は、能力を高める方法や成功する手段などについて書かれた書籍です。実際に大きく成功した人が書いているものが多いので、「私も頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。
気になったフレーズなどがあれば、紙に書き出して、作業環境の目につくところに貼っておけば、やる気も持続するでしょう。
カフェに行ったり引っ越したり環境を変える
やる気が出ない理由として、慣れやマンネリ化も考えられます。やる気を出すためにも、カフェなどに行ったり、思い切って引っ越したりして、作業環境をガラッと変えてしまうことも効果的です。
カフェやファミレスなどに行けば、ちょっとした気分転換になります。また、住む環境を変えてしまえば、生活パターンが大きく変わりますよね。
このように違った環境に行くことで、マンネリから脱出できて、脳が刺激されて、やる気アップにつながるのです。
規則正しい生活をする
やる気を出すには、規則正しい生活をすることが大切です。寝不足や栄養不足では、たとえ瞬発的にやる気が出たとしても、集中力が持続しません。
- 毎日できるだけ同じ時間に起床・就寝する
- 健康的な食生活をする
- 適度な運動をする
体が良い状態でなければ、心も沈みがち。規則正しい生活を送って、心身ともに健康になれば、やる気も自然と出てくるでしょう。
まとめ
やる気を出して頑張りたいと思っていても、なかなかうまくいかなければ辛いですよね。
この記事を参考に、やる気が出ない理由を探し出して、自分にピッタリ合った方法で、いつでもやる気を出せるようになってくださいね。






