
居酒屋大好きな私がリアルに行きつけだった、都内のオススメ居酒屋をご紹介~!!
とはいえ私が好きなのは、Tinder初アポにぴったりな小綺麗なバルでもなく、
セフレとのデートにぴったりな小洒落たフレンチでもなく、
ナンパにぴったりなカジュアルなパブスタでも、
不倫デートを楽しめるオーシャンビューのバーでもありません。
超小汚ねぇ場末の赤提灯!!!です!!!
んなもん好みじゃねぇよって?
うるせぇ!いいとこなんだよ!美味いんだよ!
どのお店もとっても居心地が良くて最高です!
のんべえカップルはぜひ、ご紹介した居酒屋巡りしてみてください♡
それでは、行っきま~す!!!
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都内おすすめ居酒屋1.赤羽『米山』
まずはこちら♡って言っても出だしから東京の端っこですまん。
赤羽の『米山(よねやま)』さんです!
東京のもつ焼きと言えばここ!という伝説のお店……となっておりますが、
なんだろ、焼きもの?焼きとん?そういったジャンルに入るお店だと思います。
鉄板で焼く新鮮なお肉と、大将が焼いてくれるつくね串が超絶品♡
赤羽駅からも充分徒歩で向かえますが、最寄は一応東京メトロ南北線の『赤羽岩淵』。
でもまぁ、その沿線に住んでるわけじゃなければ絶対赤羽からが行きやすいです。
昭和感じる街並みを見ながら歩いていたらすぐ着きます。
外観はご覧の通りぼろっぼろ!
戦後を彷彿とさせると言いますか、まんまほったて小屋やんと言いますか、
近年立て続く震災たちをよく耐え抜いてきたなぁと胸にせまるものがある。そんな感じ。
ここは、ちょっと変わったシステムを取っていて、時間厳守で完全入れ替わり制(一日二回)。
18:15~と、20:30~の二回転しかしないんです。
調べていただければすぐわかることではありますが、まぁ知る人しか知らないルール。よって若いお客さんはほぼほぼ来ません。(私がいつも、第一陣を狙って入店するからかもしれないけど!みんなまだ仕事終わってないもんね!平日だとね!)
カウンターに10~15人くらい入れたと思いますが、椅子を目一杯引けないほど狭い店内は、毎回すぐにいっぱいになります。
第一陣は、当時は開店20分前くらいから並べば普通に入れました。
二代目(ごめん、三代目だったかも)という年老いた大将が一人でやっているだけの本当にこじんまりした名店。
入店してからもルールがありまして、料理のオーダーは初回の一回のみになります。
最初にドリンクを聞かれるでしょ、で、ここで飲んで欲しいのは下町のソウルドリンク、ホッピーなんですけど、これがまたシャリキンで下町っぽ~い♡って感じなんですけど、とりあえず話を先に進めると、食べ物の注文用に紙が配られる。
それを、店内にかかったメニューを見ながら書いていきます。
外せないのはやっぱりつくね!
その日の朝買い付けているというお肉各種も新鮮で美味しいです!
紙に記入している間、私たちから向かって左側のお客さんから順にドリンクがドンドンドン!って出されていって、引き換えに紙を回収されます。
もうなんか、そのルーチン化された一連の作業が、職人そのものでときめく。きゅんとする。
お客さん全員のメニューを集めたら、大将がちゃーんと順番を考えて出してくれます。
焼きものを頼んだ人の前には、鉄板をドンと置いてくれる。
タンやレバー、ハツなどが最初に出て来て、間に煮込みが入って、最後がつくね、って感じ。
その間、ドリンクをお代わりする方は、カウンターの一段高いところに空いたグラスを置いて待っていてください。
大将が手が空き次第、次は何にするか聞いてくれます。
最後のつくねだけは大将が焼いてくれるので、その間はお代わりも何もできないんですけどね。
お客さんの背中側にある焼き場で、ずーっと張り付いて焼いてくれる。
これが美味しくないはずがありませんよね?ねっ?
実は、以前は大将のお母様が焼き場に立たれていた(と思う)んですが、前回久しぶりに行ったら姿がなく……元々、全品串焼きだったのがセルフ焼きに変わっていたりと、時間の流れと共に移り変わっていくお店を見届けるというのも、こういった小汚ねぇ赤提灯屋の醍醐味でございます。
お店も一つの命のようだよね。いつか、一生を閉じる時が来る。
ってことで、気になる方はぜひお早めに!
恐らく後継ぎいねぇから!大将が体でも壊そうものならもう一生開かねぇから!(だから縁起でもないって)
あっ、そうそう、シャリキンの説明を忘れていました。
焼酎がシャーベット状になってて、氷の代わりにグラスに入っているんです。
たぶん赤羽だからキンミヤじゃないかと思うんだけど聞いたことはないです。笑
それを溶かしていきながら飲むんですけど、氷と違って溶けても薄まらない分、最後まで美味しく飲めます。
お酒は、あとはこの梅干しのやつが美味しいです。
というか、個人的に好きです。ただメニューにはないです。(なんでだ?)
ちなみに、大将は無口なので基本あんまりお話してくれませんが、常連のおっちゃんたちは割と気さくで優しいです。
ただ、若い男には厳しいです。
ということで、当たられたくないメンズは女連れでどうぞ!
私デートでこういうところ連れてこられたら落ちるなぁ!私はね、私は!
※昔はこのように外に出て飲むことも◎(現在は不可)
▼店舗詳細
店名:米山
営業時間 :18:15~24:00(18:15~と20:30~の二部制)
定休日 :日曜・祝日
アクセス :赤羽駅から徒歩7分/赤羽岩淵駅から徒歩5分
住所 :東京都北区赤羽1-64-7
電話 :03-3901-7350
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13046148/
▼地図
都内おすすめ居酒屋2.北千住『大はし』
続いてはこちら!ぐーんと東京の右側へと向かいまして、
北千住にあります創業140年の老舗、『大はし(おおはし)』さん!
現在は江戸っ子三世代で営んでる大衆居酒屋ですが、明治10年って…すごくないですか?
森下の『山利喜』、月島の『岸田屋』と並んで『東京三大煮込み』と称される名店だそうです。
立石の『宇ち多』、門前仲町の『大坂屋』と入れたら『東京五大煮込み』。
実は私、この店ぜーんぶ制覇してるんですが、中でも一番楽しいわぁと思ったのがこの『大はし』なんです。
東京の都心部のほうだと、隣合ったお客さん同士で話す文化がないので寂しいなぁなんて思う地方ご出身者が多いと聞いたことがあるのですが、このお店はバリバリ話せる。
なんてったって、カウンター席の距離が近い!
ちょっと肩幅広い人同士が隣合おうものならもうドッカンドッカンぶつかり合う感じの。
いやマジで。言い過ぎじゃなくてマジで。
まぁ、昔ながらの常連さんが多い店ですね。
一番のねらい目は開店と同時の16:30なのですが、定年したジジイか終わりが早い肉体労働者しかいません。
この時間を過ぎると、お店は常に満席、店内で待つのすら断られることが多いので、席が空くのを外でウロウロしながら待つしかない。
割と開店は早いので、30分ほど待てば入れることが多いかなぁとは思います。
で、このお店の何が楽しいって、大将のキビキビした『超江戸っ子』な接客です。
店に入って、「いいですかー?」なんて聞くと、「あっ!!?」って怒ったような声出される。
皆さんいいですか。ここでめげてはいけません。
キビキビ歩き回り他のお客さんの酒の栓なんかを開けているものですから、「あ、忙しいのかな……」「やっぱ一見じゃ入れないのかな……」なんて思いがちですが、栓を床に叩き捨てながら、空いた席を指さしてくれます。
顔はしかめっ面だし、無言ですけどこれはOK。入店OKの合図。
3人以上になると、面倒くさいからか「あーっ!?」って手を振られて追い返されることが多いので、この店に来るならおひとり様か、多くて2人がオススメです。
席に着くと、不愛想大将の息子が遠めから睨んできます。
これは、「注文は?」の合図です。
無愛想大将が次々に瓶の栓を抜いていく様はもはや神技ですが、今にも死にそうな大大将が死にそうになりながらボトルを出している様は感動ですが(失礼)、そんなもんに見とれて注文を忘れているといっちゃん不愛想な息子が近寄ってきちゃうので早めに注文しましょう。
近めの距離で睨まれたい方は黙っててもいいですけど、視線で殺されると思うのでオススメしません。(だから失礼なんだよなぁ)
お酒はキンミヤです。多分、キンミヤしかありません。(そんなことない)
いやでもね、ビールを飲んでると浮く居酒屋って私ここくらいしか知らないよ。
そのくらい、みーんなキンミヤを飲んでる。いやいいんだよ、瓶ビール、飲んでいいんだからね。
キンミヤを頼むと自動的に息子がグラスと氷とボトルをドガシャンッ!とカウンターに置いてくれます。
ついでに梅シロップをガチャガチャンッ!と置いてくれます。
最後に大将が炭酸水の栓を抜いて床に叩き捨てながら「おっ!あっ、あっ!」。
ってことで、キンミヤボトル、炭酸水、梅シロップで自分で酒を割って飲みます。
※もちろん、一杯からでも頼めます。
置き方がびっくりするほど乱雑ですが、江戸っ子なのでせっかちなんです。怒ってはいません。
食器のガチャガチャ音が黒板を爪で引っ掻いたくらい嫌いという方は、克服してから行きましょう。じゃないと死にます。
ちなみに、梅シロップを入れるのは下町文化らしいのですが、シロップの扱いを大将に聞いても睨んでくるだけで答えてはくれませんので隣のお客さんに聞いてみましょう。
時折、ゴリゴリのお客さんもいるので注意しましょう。
生きて帰れるか否かはあなたの運だけにかかっています。(本当に失礼)
食べ物はね、絶対に頼んで欲しいのは『肉豆腐』。
店内のメニューにもデカデカと掲げられているので、これが名物なんだ!とわかりやすいですが、継ぎ足し継ぎ足しで作っている秘伝の味がめちゃくちゃ美味い。
とっても染みている。誰もが懐かしいと思うような味。
あとは、魚介系も美味しいですし、私はここのおしんこがめっちゃ好き。あとカニクリームコロッケ。
揚げ物は、奥の厨房にいる奥様方がせっせと作っているのが見えます。
お店に行き出して2~3回目くらいまでは、隣のお客さんに「それなんですか?」って聞いて、同じものを頼んでましたね。初めてのお店で私がよくやるやつです。常連が食べているものは大体美味い説。
伝票はつけずにテーブルの上の皿の数で会計をするので、食べ終わったお皿は自分の前に重ねておいてください。
頼み過ぎるとテーブルが埋まるのでご注意。
あと、時々隣のお客さんが「奢ったるよ!」と言ってバンバン料理を頼みつつ、最後皿を忘れて置いて帰るのでご注意。(みんな酔っ払ってるからそのへん雑なんでしょうね。いや、作戦なのかな?笑)
そして、その後も続く、私と親子三世代の攻防戦。
……いやぁ、楽しいなぁ。(大丈夫?楽しさ伝わってる?)
あと、大大将はそんな大声出したら死んじゃうんじゃないかって心配。(だから失礼だぞ)
常連のお客さんに聞いた話だと、せっかちな江戸っ子らしく「ありがとうございます!」や「あいよっ!」「いらっしゃい!」などなどの言葉が全てぎゅっと短縮されて一文字になってしまったとか。
それにしても原型なくないですか?私、『あ』と『お』しか聞いてない気がするんだけど?
女性はおひとり様で行っても周りのお客さんが大歓迎してくれると思います。
脳みそ酒に浸ったジジイを口説くのもなかなかオツですよ!
▼店舗詳細
店名:大はし
営業時間 :16:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 :土曜・日曜・祝日
アクセス :北千住駅西口から徒歩5分
住所 :東京都足立区千住3-46
電話 :03-3881-6050
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13003767/
▼地図
都内おすすめ居酒屋3.蒲田『スズコウ』
続いては、東京の反対、蒲田に向かいまして……『スズコウ』さん!
蒲田には『スズコウ』の看板を下げるお店がいくつかありますが、
こちらは、『イワシと鳥』料理が食べれるお店。
なんでイワシと鳥?どういう組み合わせ?と思う方も多いと思いますが、蒲田という土地の歴史に合わせて、鳥料理をメインに据えた和食割烹からイワシ料理の大衆居酒屋へと発展してきたからだそうなんです。
お喋り好きなお母さんが出迎えてくれ、超アットホームな店内でゆっくりくつろげます。
いわしは、刺身もたたきもめちゃくちゃ美味しい。
魚臭さは一切なし!油も乗ってて溶けてく感じ!
で、お刺身を食べ終わった後、無料でお頭と骨の部分を揚げてくれます。
私はなんか、それだけ揚げさせるのは申し訳なくなっちゃう性分で、揚げ物を一緒に頼みます。
竜田揚げやらゴマ揚げやら何やら、色々ミックスされた揚げ盛りを頼む。
すると、そこにお頭と骨せんべいを入れて持ってきてくれる。
「これは全部バリっといけるからね!全部残さず食べれるからね!」
お母さんは、いつもこれを言って去っていきます。
そうそう、書き忘れてたけどここで紹介するお店は、お酒もご飯も絶対絶対残しちゃダメよ。
お腹いっぱい食べることのできない貧困の時代を生き抜いてきた先人たちの前で、食べ物を粗末に扱うのは絶対ダメ。まぁ先人たちの前でなくてもダメなんだけど。
ってことで、骨までバリバリいきます。バリバリバリバリいきます。
その他、煮付けや酢味噌和え、イワシのお茶づけなんかもオススメです。
もちろんイワシ以外も美味しくて、焼き鳥串や、鳥わさもお気に入りです。
鳥のささみ肉とわさびの利いた味付け、美味しいんですよ!
厨房に立つ大将は、恐らく御年70~80歳くらいだと思います。
そもそもは、昭和39年に洋食屋の「グリル スズコウ」をオープンさせたのが始まりだとか。
そちらは、老舗「精養軒」で修行を積んだ三兄弟で営んでいたそう。
今の土地を借りれることになり、三兄弟の真中の大将が和食屋をすることになったのが昭和44年。
近くに洋食屋が二軒あるのもつまらないし、という理由から和食にしたそうです。
ということで、その道一筋の板前を雇って、イチから和食を覚え始めた大将。
聞いているだけでも、それがどれほど大変なことなのかわかりますよね。
当時はイワシといえば干物や煮物が主流で、まだ寿司屋でさえ握っていなかった時代とのことで、
「イワシの刺身を出し始めた頃は、こんな臭いものを生で出すなんて非常識な店、と叱られたのよ~」と、お母さんが豪快に笑いながら聞かせてくれたのをよく覚えています。
曰く、イワシはとにかく鮮度が命。
注文が入ってから内臓を取り、切り分けていくそうで、店内が混雑している場合は割と時間がかかりますが気長に待ちましょう。
当時はそれはそれは安く大量に流通していたというイワシ。
今では天候に左右されやすく、どうしても手に入らない時はアジやサンマで代用することもあるそうですので、何度か足を運んでみても楽しいかもしれません♡
▼店舗詳細
店名:スズコウ
営業時間 :18:00~24:00(L.O.22:00)
定休日 :日曜日
アクセス :JR蒲田東口から徒歩2分
住所 :東京都大田区蒲田5-18-14
電話 :03-3738-4458
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13112459/
▼地図
都内おすすめ居酒屋4.十条『大衆酒場 斎藤』
えー、東京ぐるっと一周してしまいました。
またこの土地に戻ってきてすいません、十条の『大衆酒場 斎藤』!
いやー、北区赤羽エリアもね、この十条エリアもね、まだまだ紹介したいお店はたくさんあるんですけど。
1で米山さんを紹介したので、ちょっと趣向を変えて、大衆感強めのお店を選んでみました。
昭和3年創業、十条銀座プチロードを入ったすぐに、この大衆酒場 斎藤があります。
一番混むのは開店直後。
17時以降準備が整い次第開店という、なんともアバウトなお決まり事にも関わらず、常連さんは外で列を作って待ちます。
夜遅くなるほどすいてくるので、まずは二軒目三軒目に来るくらいが丁度いいかも。
ただね、ここのいいところを一つ言うと……
赤星があるんすよ。サッポロラガー赤星。
これ、ファンが多いでしょ?
ビールなら一軒目に行きたいなぁなんて思ってもくるでしょ?
ね?悩みどころだね?
広めの店内には、一枚板のテーブルがドッカンドッカンと並んでいて、短冊形のメニューがペタペタと壁に貼ってある食堂みたいな作り。
元は食堂か何かですか?と聞いてみると、「ランチ営業していた時代もありますね。元は酒屋から始まってるんですよ」と。
食堂ではなく酒屋さんでした。(テヘペロ)
料理はメニューが豊富で、どれも低価格なので、ついつい頼み過ぎてしまいます。
肉豆腐とおしんこが美味しかったな。
揚げ物は普通でした。普通のお惣菜。笑
でも、場所の雰囲気と相まってどこか懐かしい味わいに感じれるのが十条マジック。
配膳のお母さんたちは、厨房とは別に、いつも3~4人はいるかな。
テーブル席がメインなので団体様でも入りやすいのと、
あとここ、意外中の意外なんですが店内禁煙なんです。
この外観で吸えない?この内観で?昭和3年創業で?
びっくりですよね。ただ、非喫煙者にはめちゃくちゃ有難いですよね。
どこかに灰皿があるのか聞くと、「用意してないので、向かいの更地とかで吸ってください」とのこと。以来私は携帯灰皿を持ち歩くようになったのですが、向かいの更地、煙草の吸殻で地面見えねぇなと思ってたらそういうことだったのね…!笑
▼店舗詳細
店名:大衆酒場 斎藤
営業時間 :17:00~23:30
定休日 :日曜日
アクセス :JR埼京線十条駅北口から徒歩1分
住所 :東京都北区上十条2-30-13
電話 :03-3906-6424
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132304/13003785/
▼地図
都内おすすめ居酒屋5.浅草『金華園』
最後はこちら!『金華園(きんかえん)』さん!
浅草ホッピー通りからちょっと奥まった、路地を入った場所にあります。
ビニールで仕切られた外の席と、店内のカウンター席がありまして、週末になると大抵誰かがカラオケを熱唱していて、お客さん全員一体になって大盛り上がり!
はしゃぎたい盛りの地元の若者が流れ込んでくるんですね。
グラスやら何やら割りまくってひっちゃかめっちゃかなのですが、寛大なママたちのその粋な姿勢がかっこいいなといつも思っています。
とはいえ平日なんかは他のホッピー通りの店舗と違ってすいていて、常連のジジイ数名くらいしかいないことがほとんど。
カウンターでママとわいわいお話することも可能です。
何と言っても私が大好きなのは、外に座っていつも通る人通る人を手招いている大ママです。
大ママって、私が勝手に読んでるだけだけど。おばあちゃん。先代のママ。
ニコニコしながら「席あいてるよ~」って手招きするの。
で、何度通っても絶対に顔を覚えてくれない。笑
私は比較的すいている曜日・時間帯に、大ママの話を聞いたりしながらお酒とおばんざいをいただく、みたいなのが大好きでした。大ママ、まだ元気だといいな。
おすすめは一応浅草にまで来てるしもつ煮?
ただまぁ、味に関してはふつーーーの、本当にふつーーーーの、もつ煮です。笑
お店の雰囲気やママたちの気さくさ、お隣のお客さんと話してわいわい飲む酒の美味さが全部合わさっていい店!という感じ。
飲み物は、やっぱりホッピーと梅干しサワーがオススメ!
梅干しめっちゃ大きくていいよ!
あと、お代わりするごとに焼酎がどんどん濃くなっていくから倒れないように注意してね!
ちなみにこの金華園、ホッピー通りの他の店舗とは違って、観光客ばかりではなく、地元のお客さんも多いお店。
お話するのは楽しいのですが、土地柄でしょうか、酔っ払ってくると気性が荒くなってくる方々ばかりなのでお気をつけください。
何度外に引きずりだされていく男たちを見たことか。時には男が女を殴るし。
それを止めに入るのは、屈強なアルバイト店員の男たちの役目で、大体彼らは寄席に立つ売れない芸人です。帰り際に『見に来てください』って言われたら、嘘でもいいので「見に行きまーす!」って言いましょうね。私は一回だけ見に行きました。笑
▼店舗詳細
店名:金華園
営業時間 :日による
定休日 :日による
アクセス :つくばエクスプレス浅草駅より徒歩2分
住所 :東京都台東区浅草2-5-2
電話 :03-3844-8631
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13078496/
▼地図
番外編 浅草『捕鯨船』
そしてごめーん!5選と言っておきながら、浅草と言えばで書きたくなっちゃった!
一度行っただけだけど紹介したいオススメ店なので、さくっと簡単に書かせてください♡
はい!こちら言わずと知れた『くじら屋』です!!!
えっ知らない?知らないかなぁ?ビートたけしの『浅草キッド』って曲知らない?
ツービートになる前のコンビ時代の歌らしいんだけど、私アレがめちゃくちゃ好きで。
菅田将暉や桐谷健太なんかが歌う前からずっとずっとずっと好きで。(なんかって言ってごめん。でもたけしが歌うからいいんだアレは。いや、本人らもそう思ってるとは思うんだけど。)
まぁそれはともかく、その歌詞に出てくるんですよ。
お前と会った 仲見世の
煮込みしかない くじら屋で
はいっ!そのくじら屋が、この『捕鯨船』ですっ!!!
正直、くじらはめっちゃ高いんだけど、他に安い店ならいくらでもあるんだけど、もうここはたけし込みの店なので仕方ないですね。
店内はたけしの写真に溢れているし、ちょうちんもたけしだし、若手芸人の登竜門じゃないけど、色んな芸人やら著名人のサインが壁にびっしりある!!!
常連さんがね、「トイレにはあいつらのサインもあるよ。若い人が好きなほら、千鳥」って教えてくれたりとか、全体的に観光客慣れしててみんな優しい。
ってことで、くじらは高いけど、希少部位も食べれるし、とにかく雰囲気を一緒に味わうにはもってこい。
「夢を語ったチューハイ」は、まんま「チューハイ」と頼むと出てきます。
焼酎に炭酸水に、梅シロップ。定番の下町ハイボール。
もちろん、「煮込み」の、牛筋煮込みも食べます。
こんな感じで、目の前の鍋で似られているの。
これを食べないのはもう非国民だろ。
私が行った時は、ちょうど二人組のお客さんが出ていくところで入れ替わりに入れましたが、混む時は行列もできるみたいなので、ホッピー通りに遊びに行く前にフラッと寄って、すいてたら入るくらいがちょうどいいかもしれません。
▼店舗詳細
店名:捕鯨船
営業時間 :[月・火・水・金]17:00~22:00[土・日・祝]16:00~22:00
定休日 :木曜日
アクセス :つくばエクスプレス浅草駅より徒歩2分
住所 :東京都台東区浅草2-4-3
電話 :03-3844-9114
食べログ :https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13035269/
▼地図
いかがでしたでしょうか?
ワタクシあぐが本気で通った大好きなお店を紹介させていただきました。
今の若い方々とか、都会で育っている方々は特に、現代の「お客様は神様です」文化を信じてやまないと思うんですけど、今回紹介したお店が創業した当時は、客は店が選んで当たり前、店の文化に従えないなら来なくて結構、な時代です。
私は割とその、昭和な文化が好きで、っていうか戦後の日本が好きで、高度経済成長期の活気ある日本が戻って来ないかなぁなんて常々思っているタイプ。
なので、その気持ちわかるわって皆様も、そうじゃない皆様も、別に客は偉くないからね。
そんな気持ちで、足を運んでいただけたらなぁと思います。
※現在は、店内撮影禁止となっているお店が多数ございます。
来店時にご確認の上、トラブルのないようにお気をつけください。
それでは今回はこのへんで!
以上、『毎日が悪ふざけ』をモットーに生きる、あぐ(@ugly_jonny)のオススメ居酒屋5選でした!
お付き合いいただきありがとうございました♡
この記事を書いた人
・あぐ
夫婦でのセックスレス問題に立ち向かいながらも、これまでの様々な体験談も含め物事をポップに書きあげるTwitterは見ごたえありまくり。
一度見たらファンになること間違いなし。
Twitterフォロワー9.3万人の大人気インフルエンサー。






