警察官が将来なくなる仕事…?
こんな話題が出てくるように、人間の脳をある意味で超えてきたAIが「人間の仕事を奪っていく」という話は1回は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
昔とは考えられないぐらい便利な世の中になってきましたが、便利だからこそ人手がいらなくなる時代とも叫ばれている昨今。
AIがさらに発達していくと、人間からAIに取って代わられる仕事は増え、多くの仕事で人が不要になる…そんな未来を予想している人も多いのではないでしょうか。
今後、今あなたが一生懸命取り組んでいる仕事、そして職場は、近い将来にAIやロボットに奪われるのか?それとも人間が死守するのか?そこで今回は、将来AIが台頭する仕事と、人間の手に残り続ける仕事をご紹介します!
AIによってなくなる仕事がある
米オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が2013年に発表した論文『雇用の未来—コンピューター化によって仕事は失われるのか』では、コンピューターによる自動化が進むことにより、20年後の将来には47%の仕事が失われるという衝撃の結論が導き出されています。
10~20年内に労働人口の47%が機械に代替可能であると試算をしている。
日本の労働人口の約49%が就いている職業において、機械に代替可能との試算結果を得ている。
失われる仕事として、コンピュータが得意とする単純な繰り返し作業や、データ解析などが挙がっています。具体的には、データの入力作業、各種窓口業務やレジ打ち、電話オペレーターなどの業務の定型化ができる仕事はAIの得意とする分野です。
アナリスト、審査業務、そして「士業」と言われる弁護士・税理士など資格を取るのが難しい職業ですら、AIの発展により人間の仕事ではなくなるかもしれません。
警察官は将来なくなるの?
警察官がいない世の中を想像できるでしょうか?少し恐ろしい感じがしますよね。AI化が進むことで警察官は将来無くなってしまうのか考察してみました。
減っていく可能性はあるがなくならない
AL化により防犯システムや監視体制が良くなるなどメリットはある一方、犯人の特定ができても逮捕することができないなどどうしても人手が必要になります。
その為、警察官の人数が今後減っていく可能性はあるけど、警察官という職業は無くなりません。
また、警察官が街をパトロールしてくれているからこそ、抑止力となり犯罪や事故防止にもつながっています。
AL化したロボットを見ても抑止力効果は少ないでしょう。
AIにできない業務が多い
法律に照らし合わせて合法・非合法を判定することはAIとって簡単なことです。
しかし、法律を破っている人を掴まえるという警察業務を行うとなると、全く話が変わってきます。
AIができる警察業務は、各種申請の受理や処理はもちろんですが、その他ではネット監視等の非常に限定的な範囲だと言われています。
車庫証明の受付・発行や、事故証明書の発行などは自動化できるかもしれませんし、ネット上で犯行予告など書き込んだ人を特定するなどはできると思います。
しかし、犯行現場に急行して犯人を逮捕するなんてことはAIにはできません。あくまでAIにできるのは警察官のサポートに限られてしまいます。
なくならない仕事の特徴を持っている
警察官は人との交流が避けられません。その為、AIには人間の感情が読み取れず理解ができないため、ある程度のデータがそろっていたとしても完全にAI化することは難しいのです。
警察官の採用人数の推移
東京都の警察官の採用人数は令和4年度で男女合わせて1,100人。
年によって採用人数も変わってきますが、約1,000人前後です。
また、警察官の人数の推移としても毎年増えてきています。(東京都の警察官数の推移 | 統計データベース (statdb.me))
その為、AI化したとしても警察官という職業が無くなることはないでしょう!
将来残れる警察官になるには
AI化が進み、警察官の人数が減ってくる可能性があります。そうなった場合に、将来残れる警察官になる為には何が必要でしょうか?
3つのスキルが必要になってきますので、紹介していきます!
プログラミングやIT知識に強くなる
最近ではインターネットが普及し、SNSを知らない人はいないというくらい。そんなインターネットでの犯罪数も増えてきており、手口も巧妙化してきています。
その為、街中などの現場だけではなくITの知識や技術が必要とされますよ!
将来残れる警察官になる為には、プログラミングやIT知識・技術は必須となります。
語学力を身に付ける
日本に旅行や出稼ぎに来る外国人が増えてきています。外国人労働者を積極的に雇っている企業も多いですよね。
その為、警察官は日本語だけではなく、様々な語学力が必要となってきます!AIでは人との交流ができないため、ここはどうしても警察官である人間の手が必要です。
専門的なスキルを磨く
警察官と言っても、白バイや刑事さん、鑑識など様々な専門職の方が集まった組織です。
その為、専科と呼ばれる専門職に就くためにはスキルが必要となります。色々な手口で複雑化している事件を一刻も解決する為には、警察官の専門性が問われる時代となっていますよ!
警察官以外に将来なくならない仕事
では、警察官以外に将来なくならない仕事はどのような仕事でしょうか。
弁護士
将来も残る度 | ★★★★★ |
10年以内 | 80% |
50年以内 | 75% |
AIに取って代わられる代表の「士業」の中で、「残る」「消える」で意見が分かれるのが弁護士です。
法律知識と情報を武器とする仕事なので、AIに学習させれば人間よりも優れた能力を発揮できます。
弁護士の仕事は法律に照らし合わせて合法・非合法を判別したり、過去の判例から裁判の結果を類推したりします。この点に関してはAIでも十分以上に良い働きをするでしょう。しかも根拠がしっかりしており、ロジカルに判断するので、個体差というものがなくなり、公平なアドバイスとなります。
しかし、弁護士の一番の仕事は裁判での弁護です。これはロジカルと感情の入り混じる舞台です。
裁判は、社会に与える影響や、裁判官の心情によって刑科が変わります。裁判中でも、新たな証言などが出てくると一気に情勢が分かる非常に変化の激しいものです。この状況を的確に判断し、ロジカルと心情を上手く織り交ぜて最適な弁護を行うのは、まだAIには難しいでしょう。
アイドル
将来も残る度 | ★★★★ |
10年以内 | 85% |
50年以内 | 80% |
弁護士と同じく「残る」「消える」で意見が分かれるのがアイドルです。現時点では「残る」の意見の方が多いアイドル。
今ではリアルなアイドルだけでなく、アニメなどの二次元アイドルを推しにする人もいますから、AIのアイドルも人気が出ても不思議ではありません。
しかし、アニメの声優さんもアイドルだったりするので、何を売りにするのか、何に夢を見てもらうのか、売り出しが難しいですね。
アイドルの「何」をAIが担当するのかイメージが湧きにくいですが、ビックデータから好かれる仕草や表情、ダンスなどを導き出すのでしょうか。声優が可愛いとアイドル扱いですが、AIのプログラマーがオッサンだったら微妙…。
どんな形かわかりませんが、AIアイドルが誕生しても、リアルアイドルを駆逐することにはならないと思います。
営業職
将来も残る度 | ★★★★ |
10年以内 | 80% |
50年以内 | 70% |
営業についても「残る」「消える」で意見が分かれる職業です。営業にも、販売業に近いものから、ザ・営業というものまで幅が広いので、意見が分かれるのも当然だと思います。
欲しいと思っている人に売る、いわゆる「販売業」の仕事はネットと通販の普及で、どんどん自動化されていくと言われています。
しかし、潜在的なニーズをヒアリングから探り出し、ニーズを顕在化させてビジネスに繋げていく営業活動はAIや通販では決して代替えできるものではありません。
ネット上にAI営業マンがいたとして、チャット形式であれこれ雑談しますか?おそらくニーズを探り出すところまで打ち解けたり、悩みを相談したりしないでしょう。
しかし、御用聞き営業レベルであればAI化も可能ですが、専門性の高い営業をAIが行うのは、まだまだハードルが高そうです。
教師
将来も残る度 | ★★★★★ |
10年以内 | 100% |
50年以内 | 90% |
学校の先生は、授業をして勉強だけを教えているわけではありません。
AIに教育された子供ってどうなるでしょう?AI同様に感情が無い子供になってしまいそうで怖いですね。
人間は感情の生き物ですし、感情が良い面悪い面どちらにも出るとはいえ、やはり人間に教育は任せたいものです。
受験対策のために知識を効率的に詰め込む方法を考えるには、AIは優れた能力を発揮するでしょう。「東大合格率80%のAI教師」が誕生すれば、大きな話題となります!
AIに代替えできる業務もありますし、そちらの方が効率が良い場合もたくさんあると思いますが、「心」に関わる部分に関しては感情のないAIは感知できません。
作家

将来も残る度 | ★★★★★ |
10年以内 | 95% |
50年以内 | 85% |
ある程度決まった文章を作ったり、簡単な受け答え程度ならAIでも十分できるレベルにきています。
しかし、感情を持たないAIは、枠組みやロジックを超えて新しいものを創作することはできません。
ただ、小説や歌詞などはAIが作ったものが発表されるかもしれません!先ほど言った「創作することができない」ということと逆だと思うかもしれませんが、AIにたくさんの小説や歌詞を学習させ、ヒットを作り出すことはできるそうです。
実際にハリウッドなどの映画業界でも、ヒットする王道のストーリーというものは確立されています。
ただ、そういったビックデータを使って一番ヒットしそうな構図で作りだされた小説や歌詞が本当に人の心に響くかどうかは疑問です。
過去の遺産からつなぎ合わせて生み出すAIと、想像力を使って新しいものを創造する人間では、やはりできあがるものは本質的に別のものです。
このあたりはAIがまだまだ人間の創造力を上回るのは難しそうです。
美容師
将来も残る度 | ★★★★★ |
10年以内 | 99% |
50年以内 | 79% |
美に関する価値観は数値化できるものではなく個人差が大きいので、美容師はそれぞれの個に合わせて対応する必要がある仕事です。
ただ単に髪を切るだけではなく、カウンセリングによって好みを聞き、髪の質を把握したりしながら、コミュニケーションによってお客様の満足度が最大化する髪型にするのが仕事です。
最近では1,000円カットなど、髪を短くするということに特化した理髪店もあります。そして、海外では美容師の仕事をAI化できないかという実験も行われています。
切る技能としてはロボットにコピーできる部分もありますが、美容師にはお客様の気持ちを把握することや、技術的にもパーマや髪の染色、お客様の髪質に合わせた微調整など定型化しにくい面も多く、結局は人の手が必要だと言われています。
美容師は髪を切っている間の会話が重要ですので、感情を持たないAIに代わりを務めるのは難しいでしょう。
修理工
将来も残る度 | ★★★★★ |
10年以内 | 88% |
50年以内 | 80% |
修理工は、メンテナンスを行う整備士という範疇だけでなく、機器のサポートや保守点検などを包括的に行う仕事です。
機械を扱う分野こそAIに向いてそうに思います。確かにAIは故障の予測や原因追及の補助はできます。しかし、故障個所は一様ではないので、それに対応できるロボットを製作しようとすると非常にコストがかかってしまいます。
そして、AIが広まると、AIと繋がって稼働する機器が増えることになりますので、この機器の修理をする人間が必要になってきます。それが修理工となるわけです。
製造マニュアルを作り、新しいものを正確に製作していくのにはロボットは向いていますが、故障は不規則で複雑です。
しかし、これから新しい機器が開発されていくと共に、修理分野がさらに変遷していきますので、AIに1つ1つ覚えさせるよりも人が臨機応変に対応する方が効率的です。
セラピスト
将来も残る度 | ★★★★★★ |
10年以内 | 99% |
50年以内 | 85% |
セラピストという仕事は、「対話」が最も重要です。理学療法士、マッサージ士、アロマテラピストなど、資格の有無にかかわらず、これらすべてセラピストのカテゴリーに入ります。
例えば、いじめ問題で引きこもりになってしまった人のカウセリングもセラピストの仕事です。心を癒すことがセラピストの仕事になります。
ビックデータからDeep LearningさせていけばAIでもセラピストになれそうな気がしますが、人には個性があるため、定型化された対処法がありません。
枠組みも決まらず、ルールもなく、数値化もできない目に見えない「心」を扱う仕事なので、AIがビックデータを活用しても人間には太刀打ちできません。
将来なくなる仕事10選
では、反対に将来なくなると言われる仕事はどんなものがあるのでしょうか。
家政婦(専業主婦・主夫)
将来なくなる度 | ★★★★ |
10年以内 | 60% |
50年以内 | 80% |
一昔前に比べれば、自動洗濯機、自動食器洗い機、ルンバなどの自動掃除機などの発展により、人が行う必要のある「家事」という仕事が徐々に少なくなっています。
またスマートスピーカーというものも現れ、言葉だけで家電を操作できます。IoTが進めがほとんどの家電を言葉だけで操作できるようになるでしょう。
すでに開発中の自動調理器「キッチンロボ」をご存知でしょうか?食べたい料理を入力するだけで、自動で料理をすべて行ってくれる装置です。
今後、自動化がさらに進化しIoT化が進めば、スマートスピーカーに話しかけるだけで、家事のほとんどを自動で行ってくれるようになるかもしれません。
近い将来には「おふくろの味」がすぐコピーできて、どこでも入力するだけで味わえるようになるかもしれません。
税理士
将来なくなる度 | ★★★★ |
10年以内 | 44% |
50年以内 | 75% |
いわゆる「士業」職の代表格であり、高い専門知識とコミュニケーションが必要な税理士はAI時代でも生き残る職業のように思います。
しかし、この税理士の仕事がAIの最も得意とする分野なのです!資格に必要な知識があれば、ルールに従って仕事をこなすだけですので、AIに置き換えやすいというのです。主に扱うのが数字であるという点もコンピュータの得意分野です。
最近では将棋やチェスの名人が、コンピューターに負けるようになってきました。
税理士のように決められたルールに則り、限られた知識で業務をこなしていく仕事は、AIに学習させやすく一度学習させればミスを起こさないコンピュータの強みが発揮されると言われています。
タクシー・バスの運転手
将来なくなる度 | ★★★★★ |
10年以内 | 50% |
50年以内 | 97% |
5Gの目指す次世代テクノロジーの1つが自動運転です。そのような大きな流れの中で、近い将来、人間の仕事でなくなると言われています。
タクシー・バスの運転手は、時代の波に追いやられ、最後にAIがとどめを刺す職種と言われています。
最近では自家用車や自転車をはじめ、シェアリングエコノミーがビジネスとして確立してきています。これは文字通り、それぞれが所有するのはなく、共有することによって有効活用していこうという動きです。
代表的なものとして、相乗りマッチングサービスや、Uberなどのサービスなどが出てきました。
日本では料理配達として有名なUberですが、海外ではタクシーのような移動提供サービスとしてとても普及しています。
登録した個人がアプリ1つでタクシーのようにお客様を迎えにいき、目的地まで送り届けます。決済はすべてアプリ上で完結しますので、手軽で費用は安く、サービスは高い移動手段として人気です。
そしてもう1つ、5Gがもたらす自動運転です。自動で事故を回避する機能やハンドル操作、スピード操作も自動が当たり前のように搭載されてきています。
通関士
将来なくなる度 | ★★★★ |
10年以内 | 30% |
50年以内 | 70% |
通関士とは、輸入に関する申告業務を、輸入者の代理人として行う国家資格です。
通関手続きの専門家として、輸入に関わる法令や規則に遵守しているかをチェックするのが主な仕事です。
しかしこの通関手続き業務もWeb化が進んできており、申告自身も貿易条約により次第に簡素化されてきています。こういう流れの中で、申請内容のチェックはAIが行える内容になりつつあるのです。
もしくは、AIが加速的に能力を高めた場合、人間の職業ではないと認識される日が来るかもしれません。
プロスポーツの審判
将来なくなる度 | ★★★★★ |
10年以内 | 50% |
50年以内 | 90% |
審判は正確な判定を瞬時に行うことが求められ、もし判断ミスを行うと、選手から批判、ファンから罵声を受けたり、最悪の場合は乱闘騒ぎの原因になったりする大変な仕事です。
ちゃんと判定して当たり前、もちろん褒められることはありません。しかし、間違うとボロカスです。
最近ではビデオ判定やAI判定も多くのプロスポーツで採用されてきています。AI審判として有名なのがサッカーのゴールラインテクノロジー。
これはボールがゴールラインを割ったかどうかを判定するもので、世界規模の試合ではほぼ全てに導入されています。
テニスでもサーブをはじめ、インなのかアウトなのかの判断が怪しい時には、コンピュータシュミレーションを基に判定をしています。
他にも試験的に野球のストライク・ボールの判定もAIが下し、人間は判定を口にするだけというのも試みているそうです。
保険外交員
将来なくなる度 | ★★★★★ |
10年以内 | 40% |
50年以内 | 80% |
保険業界全体でAIの進出が進んでいます。保険外交員だけの話ではなくなっています。
ネットを見ていると、よく保険会社のCMが出てきませんか?入っていくと簡単な入力で保険料を簡単に資産してくれます。
いままで保険外交員の仕事であったものが、ネットに代わってきています。これがさらに進むとAIがご自身の年収・貯蓄額・年齢などの情報を鑑みて、最適な保険プランを瞬時に示してくれる時代になりつつあります。
このようにAIが進出著しい保険業界でも、人間が必要になるのはオペレーターだと言われています。事故が起こった時や、怪我が病気になった時に対応する仕事です。
オペレータ業務は、その場に応じた臨機応変な対応が必須となりますので、まだAIでは人間を超える対応はできないでしょう。
ただ、バブル期には高収入職種として人気で生保レディと呼ばれた保険外交員は、仕事のほとんどをAIが行う時代になっていくでしょう。
新聞配達員
将来なくなる度 | ★★★★★★ |
10年以内 | 40% |
50年以内 | 100% |
中学生や高校生からできるアルバイトの代表である新聞配達員。
しかし、スマートフォンの登場により、通勤電車の中で新聞を広げる人は激減し、ほとんど見かけなくなりました。新聞の発行部数は大幅に減少し、若い世代はスマートフォンでニュースをチェックする時代になっています。
新聞や雑誌の記事をスクラップするような行為は、すでにスクリーンショットに取って代わられています。
このように、新聞の必要性が情報という点でもスピードが遅く、手軽さという点でもモバイルツールの発展によって徐々に下がっています。
当然ですが、新聞の需要がなくなれば、配達員も必要なくなります。集金ですら、決済の電子化により消滅していくでしょう。
飲食店ウェイター・ウェイトレス
将来なくなる度 | ★★★★★★ |
10年以内 | 70% |
50年以内 | 98% |
飲食店のホールの仕事としては、オーダーを伺う→配膳→レジ打ち→下げ膳という仕事の流れだと思います。
しかし、最近の流れとして、できるだけ人同士の接触を避ける動きもあり、この仕事の流れの大部分がコンピュータによる自動化が進みつつあります。
レストランや居酒屋でさえ、オーダーは各テーブルにあるタッチパネルですし、配膳もセルフサービスであったり、ロボットを導入しているお店もあります。
現時点ではレジだけは支払方法がカード・電子マネー・現金など一様ではないので、人が対応することが多いですが、電子マネーの普及によって、この点においても人間が介在することは少なくなっていくでしょう。
通訳
将来なくなる度 | ★★★★★ |
10年以内 | 20% |
50年以内 | 90% |
コミュニケーションのための仕事ですが、いま近い未来で機械に取って代わられようとしている職業です。
すでにテレビCMでも見たことがある翻訳機ポケトークなど、言葉の壁を機会が越えさせてくれる夢のような時代になりました!言語もすでに70以上の言語にも対応しています。
まだ現時点での製品では翻訳スピードは満足いくものではなく、文法的にも難ありの部分もあります。
しかしながら、双方向での翻訳ができる機器も登場してきており、多少の翻訳ミスはコミュニケーションの中でカバーできるようになってきています。
すでに5Gが普及が始まっており、翻訳という領域でもスピードが格段に進化し、ほぼリアルタイムで高精度の同時翻訳ができるようになることが期待されています。
コンビニエンスストア店舗の従業員
将来なくなる度 | ★★★★★★ |
10年以内 | 30% |
50年以内 | 88% |
よく話題に上がるのがコンビニエンスストア店舗の従業員です。すでにAmazon Goではレジがありません。スーパーやコンビニの一部でもセルフレジが出てきていますので、これがさらに進化すれば確実になくなる職業と言えます。
コンビニエンスストアの店舗の従業員の仕事の大半はレジ打ちです。しかし、Amazon Goのように自動電子決済でレジが全くない店舗も実現可能ですし、さらにネット通販が今よりも発展していくと、小売り店舗そのものが不要になる可能性も高くなります。
コンビニエンスストア店舗の仕事は、品出しや清掃といった仕事もあり、一見すると多面的で複雑な仕事にも見えますが、AIに学習させればロボットに行わせることができる内容です。もう一つの重要な仕事として、仕入れがありますが、これに関してはビックデータを活用したAIのデータ解析のほうが人間を超えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今年生まれた子供が成人して就職する時には、現在ある職業の65%は無くなっているそうです。
確かに10年前には全く存在しなかったユーチューバーが、小学生が将来なりたい職業ランキングの上位に入ってきていることを考えると、かなり現実味を増してきます。
学校教育もまだ高度成長期の労働力を作り出す仕組みから変化できていません。これからはいかにたくさんの情報を持っているかではなく、いかに情報を使うかという時代になります。
AIもどんどん進化していく中、AIの主人となるのか、AIの下僕となるのか、いま考え、行動することが大切です。
皆さんもぜひ未来のために今日の1歩を歩みだしましょう!






