現役美容師である私が、美容師のあるあるを大暴露しちゃいま~す!
みなさん、美容師ってどんなイメージですか?
・帰る時間遅いんでしょ?
・練習大変そう~手荒れしそう~
・カットモデル呼ばなきゃいけないんでしょ~?
・給料少ないんでしょ?
・女従業員多いからバチバチして大変そう~
様々なイメージがあると思いますが、それは全て!!その通りです!(笑)
みなさんが思っている通り、そのまんまで~す。
ですが、みなさんが知らない、もっと専門的なところももっと知ってて欲しいと思うし、
小さなところでも協力的になって美容師を楽させてほしいと思います。(笑)
と、いうことで、普段みんなが目にしない美容師あるある&裏話を紹介しちゃいますね!
【恋愛編】美容師あるある7選
1.お客様とお付き合いしがち
お客様との出会いは、正直まぁまぁあります。
男性だと髪も伸びるが早いので月に1回、早い方だと2回くらい来店されます。
カットして、シャンプーして、世間話して~となかなか親密な空間を
繰り返し一緒に過ごすことになります。
ですから、お互いこんな人なんだな~から今度の休み何してるの~?
今度ご飯行こうよ~となりやすかったりもします。
(無理な人は完全にシャットダウン。
連絡先聞かれても「店で禁止されてるんです~」とか適当に言う)
ですから、お客様との出会いは割と多いですし、恋愛に発展しやすいのです。
2.同じ店の人といい感じになりやすい
1日のうち結構長い時間を共にします。
一緒に仕事していて、かっこいい姿を見ることもあれば、おっちょこちょいなところも見たりして。
お客様との会話なども盗み聞きできちゃので、
わりとその人のことについて詳しくなれたりもするのです。
カットの練習を一緒にしたり、ムカツク先輩の悪口を言ったり、
いつの間にか距離が縮まっているなんてことは本当よくあります。
他のスタッフにバレないように~っていうのもその恋を盛り上げてくれるみたいです。
いずれにせよ、とてもとてもくっつきやすいし、誤解されやすいかもです。
仲良くなりやすいんです、一緒に働くって…!
3.でも別れた時はすっごい気まずい
みんなにバレてなければ全然良い話ですが、
堂々と付き合ってて、別れたor喧嘩したとかなると本当気まずいからやめて欲しい。
周りのみんながすごく気を遣います。
お客様との会話も盛り上がらないし、本当は今のタイミングで○○が行けば~
でも〇〇と▲▲なんか険悪な雰囲気?ともなれば少し周りのみんなが困ってしまいます。
ですので、同じ店で働くのは良し悪しなのです。
4.彼氏となかなか休みが合わない
基本平日休みです。土日、祝日は滅多に休めません!
同じようにサービス業の彼ならいいですが、滅多~に休みが合うことはありません。
朝も早ければ帰りも遅い!
なんでそんなの?と聞かれても、これは多分同業者じゃないと理解されにくい!
練習してからじゃないと帰りにくいとか!
先輩が帰りにくい!とか!練習会、撮影、講習会が入った!とか!
色々あるんですよ、美容師は~
なので、割とタイミングが合わないとかでお別れするケースも多いかも…。
5.同業者の彼ができやすい
ということも含めて、美容師同士で付き合ったりするのが多いかもです。
少なからず、私の周りでは多いです!
休みも合いやすいし、話も合うし、講習会とかも一緒だったり!
撮影モデルさんとして来てくれた子と付き合うっていうのもあったりするかな~(笑)
いずれにせよ、美容師同士のカップルは結構多いです!
6.あるいは、薬剤などを持ってくる業者さん
と、思いきや、カラー材や、シャンプーなどを運んできてくれる業者さんとも、
結構仲良くなりやすいので、そこで出会って付き合うというのも結構目撃したりします。
そういう方もなかなか髪色自由だったり、ちょっとくずしたスーツきてたり、そこか親近感が沸くのでしょうか?
彼らも多分土日休みではなかったりするので、付き合いやすいのだと思う!
7.お互いに髪をやり合いっこする
付き合っている彼氏彼女はもちろん、美容師同士、
お互い仕事終わりに髪染め合ったり、カットし合ったりが多いです。
カラーも常に新色が出るので、その試し塗り~とか言って仕事終わりにちょちょっと染めれるんです。
塗るだけ塗ってもらえば、あとはターバンして、アラジンみたいな格好で帰って、
お家でシャンプーすれば無駄な放置時間もかかりません~!
そういう時は美容師でよかったなって思う!
どんな髪色も許されるし!(笑)
【仕事編】美容師あるある16選
1.カット中ずっと見られると緊張する
これ、本当緊張します。
間違って指切っちゃうんじゃないかっていうくらい!(笑)
私もお客さんの時はどういう風に切るんだろ~ってずーっと美容師の手元を凝視してたけど、
いざ切る側になったら本当見ないで欲しい(笑)
たまには雑誌見ててくださいね!(笑)
見たかったらチラ見くらいでお願いしますね!(笑)
2.シャンプー中もできれば目は閉じてて欲しい
これまた、目をあけられていると正直気になるんです。
気持ち良くないのかな?とか、どこか違和感あるのかな?とか、何か言いたいことあるのかな?
時間ないのかな?とか色々不安になるんです。
なのでできれば、目は閉じててもらった方が洗う側としては非常に楽!
なんなら寝てもらうと、シャンプー気持ち良かったかな?と嬉しくなるんです!
普通に会話するならするで、それは全然問題ありません。
ですが、ずーっと目をぱっちり開けられていると不安になるんです。
3.話が盛り上がり過ぎると手が止まる
話が盛り上がり過ぎると、手での表現が出てくるので手が止まってしまう場合があります。(笑)
そんなことしてないで手ぇ動かせよってな感じですよね!(笑)
でもついつい仕事そっちのけで世間話で盛り上がってしまうことはよくある話なんです。
気をつけますね~
4.手荒れがすごい
常に、シャンプーしたり、薬剤をいじったりする仕事なので、手荒れはすごいしちゃいます。
お湯でシャンプーして、そのあとドライヤーを使って乾かすわけですから、
乾燥がはんぱない!
しかも秋冬はそれがさらにです!!
ヘッドスパなどでクレンジング剤を使うときはさらにです!
休みの日に皮膚科に行ったり、仕事終わりに手袋はめてケアなどはきちんとしますが、
次の日も仕事となるとなかなか治りにくいのです。
困ったものだわぁ~
でもそれぞれ体質もありますし、そういった職業ですからね!
仕方ありません!
5.暇な時間は店の雑誌を読む
お客様もいなくて、他に仕事なくて、そういう時は練習とかしろよ!と思うのですが、
ついつい新作の雑誌に手が伸びてしまうわけです(笑)
どうしても読みたいときは、お客様が読んでる雑誌を、上からチラーっと読むときもあります(笑)
店には色々な雑誌があるので、新しい雑誌はついつい気になってしまうもの。
なので、仕事中でも雑誌に手が伸びてしまうのです。
6.店がオープンする直前まで髪はボサボサ
美容師だからと言って、家を出るところからおしゃれな髪型でくるわけではありません。
メンズなんてさらにひどいです。
寝癖に帽子かぶってきて、
シャンプー台で頭洗うところから始まる人がいます!(笑)
なので、お店来て頭洗って、乾かしてスタイリングして~
開店する何分か前にバッチシセットがキマるという人のが多いと思います。
女子もそうです。ボサボサのままで出てきて、
お店で髪を巻いたり、セットしたり。
なので、お店がオープンする前には、できればお客様には会いたくないのです!(笑)
7.時間置きますね~の間にダッシュで昼食
お昼だからってお昼休憩はほとんどないです、正直。
お店はお昼関係なくずーっと空いてますからね!
なので、カラー塗って「お時間置きますね~」の間に裏に行ってダッシュで食すのです!
なのですんごく食べるの早くなりましたよ!
タイマーなったらシャンプーだったり、薬を付け替えに行ったりしなきゃならないので
椅子に座って優雅にお昼なんてあまりないです。
なのでできれば、長めに時間は置きたいです!(笑)
8.新人の頃は立つことに慣れず足が超痛い
今まで学生の時は立っていることよりも、椅子に座って授業を受けることが多いです。
ですが働くようになると、座ることなくずっと立ってなきゃいけません。
新人の時はそれに慣れずに、足が痛くなって夜も眠れないほどでした。
靴との相性もあるかもしれませんが、本当「立つ」ということに慣れるまで本当辛かったです。
9.シャンプーの時は頭は完全に預けて欲しいと願っている
バックシャンプーの場合!
首の後ろを持ち上げて洗う時特に!気を利かせてくれているのか、
頭に力を入れて浮かしてあげようとする人がいます。
あれ正直言って本当迷惑です。
頭の力は抜いて欲しいです。説明しずらいんですが、あれ、
頭の重さで洗えてるんですよね!
頭に力入れて浮かされちゃうと、水がジャーってなっちゃって、背中が濡れちゃう可能性も出てきます。
なので、シャンプーの時は本当どこも力入れないで頭は預けて欲しいです!
黙って寝ててください!(笑)
10.パーカー、タートルネックは着て欲しくない!
シャンプーの時にしろ、カット、カラー、パーマの時に白、
クロスを付けづらいです!
カラー液が服についちゃうかもしれません!
シャンプーの時、襟者が濡れやすいです!洗いにくいです!
なので、できれば、美容院行くときはパーカーNG!
タートルネックはNG!と思ってて欲しいです!
本当お願いします!
11.黒染め後のカラーの説明が面倒!
正直に言います。黒染めの後のカラーは思ったような色が出ません。
想像してみてください。
真っ白の画用紙を黒色に塗りつぶします。その上に明るめの茶色で塗ったって、黒いままですよね?
1度黒染めをしてしまうと茶色や、ちょっと明るい色にするのは難しいです。
ですのでせめて2~3週間経って色が抜けてきたくらいであれば、少しは明るくなると思います。
人の髪質、状態はそれぞれ違いますので、一概には言えませんが、
一度黒染めをしてからは、思ったような色は出ずらい!と思っていただければ嬉しいです。
12.スタッフ間でエアコン温度の上げ下げ
年も違えば、その日着てきている服装も違います。
熱がりもいれば寒がりもいます。
なので、エアコンの温度を上げたり、下げたり合戦が始まるのです。
1番はお客様の適温にするのですが、それをいじるのは我々スタッフです。
ひそかにそのような戦いが繰り広げられているはずです。
13.市販のシャンプーで1番良いのは?という質問
これ、本当よく聞かれます。
でも正直に言います。「さっぱりわかりません!」
市販のシャンプーについてはほとんど知識はないです。
私たちが扱っているのは「サロン専用商品」がほとんどです。
新商品が出るたびに各メーカーがその商品に対する勉強会を開いてくれます。
それに出席して知識を入れていくのです。
なのでサロンで販売している商品に対する知識はありますが、
市販で1番いいやつは?なんて聞かれてもさっぱりわからないのが本音です。
市販のものについては自分で調べてください…すみません。
お店においてあるものならば答えられます。
14.ハイダメージの人に「毛先がチリチリになりますよ?」という忠告関連
これも多いです。「それでもいいからやってください」
そういわれたらやるしかありません。
でもチリチリになる=パーマもかかりません。ただボサボサになるだけです。
カラーもチリチリになってる時点で予想通りの色になったとしても1週間ももたないでしょう。
美容師の「チリチリになりますよ」=お願いだから今日は止めましょう。
今の髪の状態には無理です。なのです。
やったところで、残念な結果になりますし、気まずい雰囲気になるので
美容師の言うことは聞きましょう。
手ぐしを通しても髪がプチプチと切れるだけです。
15.カットが一通り終わってから、やっぱりもっとバッサリ切りますは止めてほしい
これめちゃくちゃ迷惑です。正直に言いすぎてすみません。
だって一生懸命その形になるように調整しながら切ったのに、
また別な物きるんかーいって話なんですよ!
デニムの裾上げと似てるって思っていいです!
ココ!って決めて縫ったのに、また1から採寸し直して、糸通して、縫うですよ!!
迷いがあるのはわかります!
ここもうちょっととかっていう微調整ならわかります!
初め言ってたのと全然違うもの言われると、
んじゃ最初っから言えやーいってなっちゃいます。
表には出しませんけども!(笑)
16.なんやかんや、文句言うけど美容師は楽しいから辞められない
そうなんです!不満はたくさんあります!帰りが遅い!
給料低い、手荒れる!疲れた!(笑)
でも結局、美容師が好きで、美容院が好きで、お客様も好きで!
だから辞められないんですよね!
給料だって探せばもっともらえるところはあると思います。
でもやりがい、お客様の笑顔、その他色々得られることがあるんです!
だからこの仕事は最高なのです。
なんやかんや言っても辞められないのです!
【生活編】美容師あるある7選
1.不規則な生活
不規則です。帰りも普通に遅いです。
営業終わってから練習とか、カットモデル、撮影、勉強会、
休みもあるようでありません。
夜勤とかはないので、看護士さんとかに比べれば不規則ではないかもしれませんが…。
2.市販のシャンプーは使えない
職業柄、市販のシャンプーはもう怖くて使えません。
1度サロンのものを使うと、色々と物足りなくなるんですよね。
地肌の洗われ感とか、毛先の指通りとか!
あとは、かゆくなりやすかったり、臭いやすくなったりするから…
もちろん合う合わないはないからこれも一概には言えませんが、
できればサロン商品の地肌に優しく毛先にも栄養がいきわたるものを使いたいです。
一種の職業病です。
3.人の髪型めっちゃ気になる
これめちゃ気になります。
あの人あっちの方が似合いそう!とか!
なんでこここうなってるんだろう!とか!
カラー汚いな!とか!!!すみません!(笑)
でも毎日、人の髪型を作り上げている仕事なので、
全然知らない人でも気になっちゃうんですよね!
4.根元プリンとかはありえない
これも職業病です。
とてもとても気になります。
いやいや。今日パーマはしなくていいから根元染めようぜ!とか思っちゃいます。
こういう方には一応オススメしますよ、もちろん!(笑)
でも5,6㎝とか平気で伸びてる人とかみると、気にならないのかな~!?とか思ってしまいます。
そういうの見るとすぐ染めたくなってしまいます!なので自分のは1か月経たないくらいで、
プリンにもなってないような段階で染めたくなります!
いや、実際染めてます!とても気になるからです!
これだけは譲れない!!!
5.お客様と遊ぶことも多い
気の合うお客様、仲良くなったお客様と遊ぶこと多いです!
スタッフ何人かといくこともありますし、 2人でもありますし!
人との出会いはとにかく多い場所です!それに関しては本当感謝です!
出会いがあって嬉しい!回を重ねるごとに仲良くなれる人も嬉しい!
素敵な仕事です!(笑)
6.休みの日スタッフと出かけることも多い
休みが合うスタッフと気軽に遊びに行ったりもします!
でもなぜか仕事の話も出てきてしまう!(笑)
真面目なところもあるかもしれません!
7.休みが休みじゃない
先程も述べましたが、休みの日に勉強会が入ってくることもあります!
モデルさんを使って練習しなきゃいけないこともあります。
なので、一応休みなんですけど、休みと言えないような日も出てきます!
でも、好きでやってる仕事だから
「あぁ~休みなくなった~」とか言いつつも頑張っちゃう自分がいるんです。
美容師をやめたいと思ってしまったときに考えて欲しいこと
美容師という職業には楽しいことややりがいがたくさんあるけれど、辛いことも多いのが現実。
時には、「もうやめてしまいたい」と思うこともありますよね?
ここからは美容師をやめたいと思ってしまった時、考えて欲しいと思うことを紹介していきます。
美容師の方は勢いで辞める前に、これを読んでもう一度考えてみては?
美容師は海外でも活躍できるお仕事
美容師としての経験があれば、海外で働くという選択肢もあります。
「海外で働くなら別の資格が必要なのでは?」と思うかもしれません。
もちろん、そういう国ごとの資格が必要な場合もあります。
でも中には、日本の美容師免許のみでOKなものもあるんです。
海外で働けば、日本で働くよりも給与や待遇が良くなる場合も。
日本ではできない経験を積んで、スキルアップすることも可能です。
美容師免許があれば色々な業界で働ける
美容師の他にも、美容師免許が必要な仕事は色々あります。
例えば同じ美容業界なら、まつげパーマやまつげエクステを行うアイリスト、眉毛のスタイリングをするアイブロウリスト、育毛サロンの施術者などです。
美容業界でなくても美容師免許があり美容師としての経験があれば、美容学校の指導者として教育業界に進む道も考えられます。
美容に関するアドバイザーやコンサルタントになる場合も、美容師免許があれば有利です。
美容師時代に培ったコミュニケーション能力を生かして、一般企業で働くことも可能。
化粧品やシャンプーなどの美容グッズを販売する販売員なら、美容師免許取得者を優遇してくれることもあります。
定年を過ぎても働ける仕事
美容師として経験を積み独立してしまえば、会社が決めた定年はありません。
一般的な定年の年齢を迎えたとしても、体調などの問題がなければ仕事を続けることができます。
特に長く指名してくださるお客様がいればいるほど、働き続けることができるでしょう。
人生100年時代。好きな仕事で長く働けるって、いいですよね!
アシスタント時代を乗り越えて独立すれば稼げる
アシスタント時代は給与が低く、練習などで拘束時間が長いので大変ですよね。
でもそんな辛いアシスタント時代を乗り越えれば、スタイリストとして独立することができます。
独立すれば開業して自分のお店を持つ、お店と業務委託の契約を結びフリーランスで働くなど、働き方を選ぶことが可能に。
どちらも初めは収入が安定しないかもしれませんが、お客様が徐々に増えれば稼げるようになるでしょう。
スタイリストとしての腕が上がって評判になれば、高い収入を得ることも夢ではありません。
まとめ
美容師なら思わず頷いてしまう、30のあるあるを紹介してきました。美容師って辛いことや上手くいかないことがたくさんあるけど、その分達成感や充実感を感じる瞬間もたくさんありますよね。
大変だけど、スタイリングでお客様を笑顔にできる素敵なお仕事です。これを読んで、美容師の方が少しでも「明日からも頑張ろう」と思ってもらえたら嬉しいです。
読んでいただいて、ありがとうございます!






