• 日本酒
  • 携帯
  • BBQ
  • offive work2

2018/10/09 マッチングアプリ

マッチングアプリにハマり、モテを体験した商社マンの行く末 (パンシー後編)

 

マッチングアプリで起こる男女のあれこれを物語にしたシリーズ。
商社入社前まで非モテとして生きてきた圭。
商社に入り、女性からの対応が180度変わる。
モテとスペック、どちらも手にしたはずなのに、満たされない理由とは…?

>>前回までのお話こちら

 

圭は、羽田に到着し、大きなキャリーケースを持ったまま急いでタクシーへと乗り込んだ。

 

「丸の内まで!」

 

今日は舞と2回目のデートだ。

インド出張からの帰りに、手荷物が中々出てこず時間をロスしてしまった。

 

–また遅刻だ…。

 

「すみません!今羽田ついて、向かってます!」

 

1度目も遅刻、2度目も遅刻、印象が悪くならないか心配した。

 

「仕事が忙しいのはいいことだよ。気をつけてね」

 

しかし舞の大人な回答に圭は思わず心を掴まれた。

パンしー

同い年なのにも関わらず、大人の対応の余裕のある舞。

そんな余裕に圭は心惹かれていくのが、なんとなく分かっていた。

 

「もう少し飲む?」

 

0時を回り、お互いお酒が入り程よく距離感が縮まった瞬間を狙った圭は、舞の回答がYESであることに賭けた。

 

「もちろん」

 

笑顔で舞は答えた。

 

この日を境に、圭と舞の関係は急激に近くなっていったのだった。

舞は、圭にとってとにかく余裕のある対応でいつも安心させてくれた。出張で遅くなり会えなくなったとしても、疑わずに労いの言葉をかけてくれる。

 

彼女も仕事で忙しいため、会う頻度は1ヶ月に1度くらいだが、仕事に精を出したい圭にとってはとても都合の良い関係だった。

 

ただ、彼女はこの関係をどう思っているのだろうか?

もしかしたら絵美や香奈のように他に本命の男でもいるのだろうか?

 

考えが頭よぎることはあったが、それ以上舞のプライベートを干渉するつもりはなかった。

だが、圭はある日を境に衝撃的な事実を知ることになったのだった。

 

過ち

今日は和司との食事で新橋「一楽」へ向かった。

新入社員の時のお店のチョイスとは変わり、海外出張が多くなった圭にとっても割烹料理は恋しい味となり、良いお店のチョイスだなぁと思わず感心したのだった。

 

「圭!こっち!」

「お前、焼けたな!w」

 

思わず言葉に出してしまうほど、久しぶりに会った和志は肌が綺麗に焼け、駐在員の風格をなしていた。

日本酒を飲みながら、お互いの仕事の話やプライベートな話にこんなにも盛り上がるのか、というくらい盛り上がった。

気づけば2人で日本酒1本飲み干していた。

 

日本酒

 

そういえば、付き合っていた子、別れたんだって?ドーハ一人で行くとか寂しいな笑」

 

日本を離れ、約4年は帰って来れない和志に同情を含めた意味で言った。

 

「よく知ってるな笑 まぁ色々あったんだけど、結婚することになったんだわ!笑」

 

と和志はお猪口に残っていた日本酒を一気に飲み干し、ガハハと笑った。

 

「エ!?そうなのかw どういう風の吹き回しw

と…とりあえず良かったなwおめでと!」

 

結婚が破談になり、一人で海外駐在はさすがに物寂しいだろうな、という同情があった圭は、一瞬面白くなくなった。

 

–まぁ仕方ないか。おめでたいことだもんな

 

圭は、舞との安定した関係のお陰で、和志の結婚に対して深く嫉妬心を持たずに済んだ。

圭もプライベートを聞かれたため、舞の話を和志にもちらっとした。

話の弾みで、お互い写真を見せることとなった。

圭は少し嫌な気もしたが、まぁ減るものでもないし、と思い、舞の写真を見せた。

 

 

その瞬間だった。

みるみるうちに和志の顔が変わっていくのであった。

 

 

「ちょっ…圭、これ、尾崎先輩の奥さんだよ…この人じゃない?」

 

圭は和志の言葉に思わず飲んでいた日本酒が肺に入り咳き込んだ。

 

「は?!奥さん!?尾崎先輩の?!嘘だろ!?」

 

圭は和志が彼女含め尾崎先輩の家でBBQをした時の写真を見せてきた。

そこには、間違いなくエプロンをした和風美人の舞の姿がそこにあったのだった。

 

BBQ

 

–なんてことだ…よりによって尾崎先輩って…

 

尾崎先輩は、愛妻家で有名な圭が慕う5つ上の金属部の先輩だ。

初めの海外出張へは尾崎先輩に同行し、手取り足取り教えてくれた。

今の圭があるのも、尾崎先輩の元で働けたからといっても過言ではない。

尾崎先輩の存在は、海外勤務を狙う圭にとって、とても大きなキーパーソンなのだった。

 

舞は、圭の社名も知っている。部署も知っている。

何を考えているのかわからない…

圭は怖くなった。もし尾崎先輩にバレたら左遷だ…。

そんなことは絶対に嫌だ。

 

圭はLINEの画面を開き、すぐに文章を作成したした。

 

「舞、話したいことがある。会えない?」

 

この場で何事もなかったかのように終わらせることもできたが、後の祭りとなって尾崎先輩にバレたらひとたまりもない。

 

–聡明な舞だからこそ、何か考えているはず。温厚に話をして終わらせよう。

 

そう考えた圭は舞の返信を待った。

 

「私も話したいことがあるの」

 

圭は驚いた。

きっとタイミングを見て既婚のことを話そうと思っていたのだろう。

好都合に思い、圭はすぐに舞に電話した。

 

–はい。

 

圭は思わず携帯を落としそうになった。

なんと、電話に出たのは尾崎先輩だったのだ。

圭は条件反射で電話を切ってしまった。

 

圭は、こんな状況で舞にLINEも出来ず、ただ呆然とした。

舞の番号からも掛け直してくることはなかった。

 

携帯

 

尾崎先輩にはバレたのであろうか…自分が後輩だということはバレたのであろうか。

 

舞が既婚者だったという事実よりも、圭にとって、舞の浮気相手が圭だということがバレていないか、それだけが心配でならなかった。

 

バクバクと音を立てる心臓だけ聞こえている。

そんな状況を見かねた和志が

 

「だっ大丈夫だよ!奥さんが尾崎先輩に言うわけないし!てか、圭は既婚者って知らなかったんだろ?!じゃあ圭は悪くないだろ!」

 

和志になんとかなだめられ、寮へと戻った圭は、明日会社で会う尾崎先輩にどんな顔をしたらいいか、考えるだけで眠れなかった。

 

結局圭は尾崎先輩の声が頭から離れず、一睡もしないまま朝を迎えることとなった。

 

現実

-おはようございます!!

今日の圭にとっては耳が痛いほどの明るさで、1つ後輩の松嶋沙奈が圭に挨拶をしてきた。

書類不備があったため、確認してほしいとのこと。

 

どうやら尾崎先輩はもう海外とのMTGに参加しているようで席にはいなかった。

近くにいる派遣社員の女性たちがヒソヒソ話している姿を見て、ドキッとした。

 

–もしかしたらもうバレているのかもしれない…

 

圭の手には一気に大量の冷や汗が湧き出た。

松島沙奈に渡された書類に目を落とすが、全く頭に入ってこない。

 

-仕事にならない

 

一度頭を冷やしにフロアを出ようとたその瞬間、尾崎先輩がMTGから戻ってきたのだった。

圭の心臓が重く鼓動を打つ。

 

「お、おはようございます!」

 

圭は震える手を必死に握り、意を決して挨拶した。

 

「お?おう!今日は元気がいーな。ミィーティングした内容メール送っておいたからチェックしとけよ〜」

 

そう言っていつものように笑顔で業務に戻っていった。

 

-バレていない!!!

 

圭は尾崎先輩のいつもと変わらぬ穏やかな笑顔に大きく安堵し、心の底から安心した。

 

offive work2

 

LINEを見ると、舞からのメッセージが入っており、慌てて開いた。

 

「昨日はごめんね。私結婚していたの。黙っていてごめんなさい…。

いつか話さないとと思っていたんだけど。

旦那にバレちゃってちょっと修羅場になってしまって。

圭くんの事は何も話してないから安心してね。」

 

なんともアッサリしている舞からのメッセージにガクッとするも、その内容に更に安堵した。

大人の余裕は既婚だからだったのか…。

舞への違和感や、妙な寛大さが大いに納得出来た。

 

 

-女って怖いわ…

 

 

一先ず、舞とはもう連絡を取るのは辞めよう。

LINEをブロックし、着信も拒否に切り替えた。

 

圭はまた、パンシーで新たな遊び相手を探していくのだった。

 

 

-2ヶ月後

 

圭は、最近海外出張も落ち着き、デスクワークが増えていった。

部署の中期計画を見ていると、来年から更に忙しくなるため、今はエンジン満タンにしておこう。

 

そういって、舞との事は頭の片隅に消え、パンシーで知り合った女性で息抜きをしながら相変わらずな日々を送っていた。

 

–昨日は少し飲みすぎたな…

 

久々に二日酔いで出社した朝、ルーティンワークのメールチェックをするため、メールボックスを開いた。

 

 

そのときだった。

 

オフィスワーク2

 

二日酔いが飛んでいくほどの衝撃的な文言が圭の目に飛び込んできたのだった。

 


Subject: 辞令

                               -辞令-

戸田 圭は、10/1日からマテリアル株式会社に出向とする。


 

 

圭は、デスクトップを見て目を疑った。

 

嘘だろ…まさか…

 

子会社への左遷の辞令通知だった。

 

みんなにシェアする?
この記事のURLとタイトルをコピーする

関連記事

Pairs(ペアーズ)をやってみた!男性が語るカミングアウト

はじめまして、カズです。 恋人と別れて6カ月が経ち、そろそろ新しい出会いが欲しいなと再びマッチングアプリを始めてみました。 今までいくつかのアプリを使ってみたけど今回はPairs(ペアーズ)。   実はアプ...

ゼクシィ縁結びの使い方!登録から退会までカミングアウト

結婚を考えられるような、素敵な男性と出会いたい。お付き合いしたい。 ここからは、そんな思いをいだいてゼクシィ縁結びに登録した私、ユウカが 登録から、使い方、退会までの手順をすべてカミングアウト! こ...

マッチングアプリの魔力。銀行員の平和な日常が脅かされていく…?(mimi編後編)

  マッチングアプリで起こる男女のあれこれを物語にしたシリーズ。 35歳既婚銀行マン。日々の生活には何一つ不自由していない。 しかし同僚からすすめられてマッチングアプリを始めると、平穏な日...

マッチングアプリの魔力。銀行員の平和な日常が脅かされていく…?(dine編後編)

  マッチングアプリで起こる男女のあれこれを物語にしたシリーズ。 35歳既婚銀行マン。日々の生活には何一つ不自由していない。 しかし同僚からすすめられてマッチングアプリを始めると、平穏な日...

マッチングアプリの人気記事

【ヤリ目編】婚活サイト・ペアーズのだめ男をカミングアウト

ミキ 年齢:27歳 大学:聖心女子大学卒業 住居:池尻大橋駅 職業:ニコン事務職 年収:400万   【第1弾】 マッチングアプリのダメ男シリーズ...

マッチングアプリ! 2018年のおすすめ最新情報をカミングアウト

手軽に出会えるツールとして人気のマッチングアプリ! 色んなマッチングアプリを使い倒してきた編集部がカミングアウトしていくよー! ペアーズ、wtih、omiaiなど… ...

dineを選ぶべき理由とデメリット、知っておきたい口コミとは?

”100通のメールよりも、1回のデートを。”がコンセプトのマッチングアプリ、dine。 dineの人気の理由は、ハイスペックな男女と会う前提でマッチングできること。 「即会える!...

本当にハイスぺ祭り?東カレデートの体験談をカミングアウト

ミユキ 年齢:27歳 住処:大井町 職業:メーカー人事5年目 大学:青学 東カレデート 審査通過率30%!!厳選な投票の元決まる入会審査! ハイスペック男性と美...

ペアーズを選ぶべき理由とデメリット、知っておきたい口コミとは?

Pairs(ペアーズ)という名前だけなら知ってる人も多いのではないでしょうか? FacebookやTwitterでも利用している人を見かけますよね。 ペアーズは真面目に出会いが欲しい人におすすめできるア...

マッチングアプリwithを選ぶべき理由とデメリット、知っておきたい口コミとは?

価値観の合う相手と出会いあなたにピッタリのアプリがwith!! withはマジで出会えるアプリなんです。 withを使った体験談と会員の特徴、アプリの詳細までカミングアウトしていきます! ...

空前絶後の大ブーム!デートセッティングアプリを徹底比較

空前絶後の大ブーム! いきなりデートをセットしてくれるアプリの数々をご紹介。 注目される理由から、おすすめサイトまで徹底的に比較しちゃいます。   ...

マッチドットコムを選ぶべき理由とデメリット、知っておきたい口コミとは?

「恋人が欲しい!」「結婚相手を探したい」と悩んでいる人って多いですよね。 そんなあなたにピッタリの海外発のマッチングサイト、マッチドットコム! カミングアウト編集部が調査して明らかになった、マッチドット...

バチェラー!アプリの口コミ・評判をカミングアウト

bachelor(バチュラー) 恋活コンシェルジュとのチャットをしたら、 ハイステータスとのデートを待つだけ!   1ハイクラスの男性限定 ...

Omiai(おみあい)を選ぶべき理由とデメリット、知っておきたい口コミとは?

マッチングアプリで婚活するならOmiai! Omiaiは、ペアーズに並ぶ王道アプリなんです。 Omiaiを使った体験談と会員の特徴、アプリの詳細までカミングアウトしていきます! ...